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Windows 10購入と入れ直し(2)

こちらの続きです。

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Windows 10 インストールメディア作成

購入したWindows10は、自分でインストールメディアを作るタイプのものです。ですので、Windowsをダウンロードできるネットワーク環境と、USBメモリーに書き込める環境、要するに「別のPC」がもう1台必要ですので注意してください。

Media Creation Toolダウンロードと実行

ダウンロードは、マイクロソフトのMedia Creation Tool(メディアクリエーションツール)と呼ばれる、WindowsのインストールDVDやUSBメモリーを作るツールをダウンロードするところから始まります。

Media Creation Toolのダウンロードページ

1つ前にも書きましたが、自分は使っているPCがWindows11非対応なので、Windows10のツールをダウンロードします。このMedia Creation Toolですが、数年前に買ったASUSのノートパソコンがWindows Update不能になって入れ直しせざるをえなくなった際にもダウンロードして利用しました。

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Media Creation Tool自体は、USBインストールメディアを作成する「別のPC」(WindowsをインストールするPCとは別のPC)で実行することになります。ダウンロードが完了したら、インストーラーとして使う予定のUSBメモリーを「別のPC」に挿した状態で実行してください。下図のようにすこし待つよう指示されるので、しばらく待ちます。

Media Creation Tool実行直後

その後、ソフトウェアライセンス条項が表示されるので、ざっと確認した上で「同意する」を押します。

Media Creation Tool ライセンス条項画面

次に、インストーラーを入れる先を聞いてきます。USBメモリーがあらかじめ挿してあれば、ここで下図のように「リムーバブルドライブ」として表示されますのでそれを選択してください。このときに、別のSDカードやUSBメモリーなどを間違って選択しないよう、他のメディアは外しておくことをオススメします。

インストーラーを入れるメディアを選択する

メディアを選択すると、Windows 10インストーラーのダウンロードが始まります。数ギガバイトありますので、環境によっては少し時間が掛かると思います。待ちましょう。

Windows 10 インストーラーダウンロード開始

ダウンロードが終わると、次はUSBメモリーへの書き込みが始まります。これもしばらく待ちましょう。

USBメモリーへのインストーラー書き込み

しばらく待つと、下図のような表示に切り替わり、インストーラーメディアの完成です。

USBメモリー型Windows10インストーラー完成

インストール開始

このあと、調子が悪くなったPCに新しくWindows10をインストールします。始めに下記の準備を行いました。

事前準備
  • PCのUEFI設定画面(いわゆるBIOS設定画面)を開き、起動ドライブを「USBメモリー優先」に切り替えておく。
  • PCから古いストレージ(4TB SSDメインドライブと、以前から使っている2TB HDD)を外しておく。

前者の「起動ドライブをUSB」に、は、設定方法がPCの機種(マザーボード)によっていろいろ異なるので詳細は割愛します。私が使っているマザーボードGIGABYTE H87-D3H)は、設定画面を開く時点でUSBメモリーを挿しておかないと選択肢にUSBが出てこなかったので、事前に空のUSBを挿した状態で起動し、設定画面を開いて最優先をUSB、二番目にDVD/BDドライブ、三番目以降をSSDやHDDに設定しておきました。

後者の「他のドライブを外しておく」ですが、既に使っていた4TBのSSDには動かなくなったWindowsのシステムが入っているので、前述の起動ドライブ設定を間違えるとSSD側が動き始めてしまいます。そういうミス対策で念のために外しておきます。また、この先でWindows10のインストールを進めていくと、PCに接続されているストレージのうちどれにインストールするかを聞かれます。その際に、どのドライブか……の選択で迷うのが面倒というのも大きな理由です。

Windows10インストール

PCにUSBメモリーを挿して電源ON。しばらく待つとこの状態に。無事インストーラーが起動したようです。

Windows 10 インストール開始

次に、インストール先のドライブを聞いてきます。今回は新しく購入したHanyeの1TB SSDだけが接続されているので、約1TBのドライブだけが表示されています(ここで複数のドライブが出てくることを避けるために、ほかのドライブを外しました)。下図の「ドライブ0」を選択した状態で「次へ」を押します。

インストール先ドライブの指定

ここからはしばらく待つだけです。

インストール開始

ここまで、10分前後しかかかりませんでした。流石SSDです。昔、CDからインストールを行っていた頃は、ここでディスクを抜かないとまたインストーラーが起動してしまう……なんてことがあったなぁ……と思いながらしばらく待ちました。

再起動

なんとかWindows10らしい色合いの画面が出てきました。少し不安だった「マザーボードその他が壊れている」可能性はだいぶ低くなりました。先へ進めます。

見慣れた色合いの画面が出てきました

地域指定をおこない……

地域の指定

次が……「この部分」ってなんだ??未だにマイクロソフト、こういうよく分からない日本語を出してきますね。

セットアップのこの部分が終了……

このあたりの日本語も妙ですよね。とりあえず自宅用でActive Directoryなども使っていないので上段を選択します。

設定する方法……

次に、マイクロソフトアカウントのメールアドレスとパスワードを入力します。

マイクロソフトアカウント情報入力

「デバイスのプライバシー設定の選択」では、診断情報の送付以外は全部オフにしました。ノートパソコンではないのでデバイスの行方を追うこともありませんし。タッチ入力もできませんし。なるべく余計なものはカットです。

バイスのプライバシー設定の選択

次が「エクスペリエンスをカスタマイズしましょう」……なんというか日本語で書けないのか?と思いながら、全部OFFに。

エクスペリエンスをカスタマイズしましょう

一通りの問いに答えると、この画面に。数分も待つ必要はありませんでした。

最終工程

はい、しばらくするとこのとおる。デュアルディスプレイ環境でも問題無く認識し、さらに以前から使っていた壁紙も自動設定され、新しいWindows10環境が出来上がりました。とりあえず壊れていたのは前のSSDに入っていたWindows(もしくはSSD……まだこの点は未確認)だけで、電源、マザーボード等は無事だったようです。イベントビューワーにも怪しい記録はありませんでした。

Windows 10 インストール完了

各種設定等の復元

このあとやったことは下記の通りです。

  • BUFFALOの自宅NASへのアクセス …… NAS Navigatorをダウンロードしてインストール。続いて、Windows 10では標準でOFFになっているSMB1.0を有効化して、共有フォルダーを見られるようにします(参考: https://www.buffalo.jp/support/faq/detail/16386.html )。
  • ScanSnap ManagerとScanSnap Homeのインストール …… ドライバー類のインストール後、事前に取っておいたScanSnapの設定を、 https://www.backyrd.net/entry/20220503/1651581274 を参考にして復元します。
  • CANONプリンター TS3330のドライバーインストール …… USB接続しているプリンターのドライバーインストールを行います。
  • 復元ポイントの設定 …… システムドライブの最大10%(95GBほど)を復元ポイントとして使えるように設定しました。以前これをやっていなかったため、状態を戻せなかったので。

1点、上手く復元できないものがありました。マザーボードからPCケースのフロントイヤフォン端子への接続が、Windowsから認識されなくなっていました。これなんですが、以前はRealtekのツール「Realtek HDオーディオマネージャ」でフロントの端子設定ができたのですが、このオーディオマネージャー自体が存在しません。マザーボードメーカーのサイトも見てみたのですが、特にこれといってダウンロードできるツールも無く……。背面のマザーボード直結の端子からは音が出ていたようなので、今は仕方なく延長コードを使って背面から有線イヤフォンを使っています。

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古いストレージ再利用

以前使っていたSSDとHDDは、改めて接続してデータドライブとして使うことにしました。ところが……ここで1点問題が見つかりました。どうも、マザーボードにあるSATA端子のうち1つか2つが利用不能になっているようです。最初、古いSSDを接続したところ認識せず。UEFI設定でもドライブが出てこない状態。ところが、別の端子に挿したところ無事認識。恐らくマザーボード側の端子故障ですね。もともとヤフオクで中古購入したものなので、そこは諦めましょう。

古いストレージのうち、システムドライブは下記の処置を施してフォーマットしました。

  • ユーザーフォルダー以下のセキュリティ設定を変更し、オーナーを今の自分にすることでアクセス可能に。ドキュメントフォルダー等からファイルを移動する。

1週間ほど使っていますが、今のところ不具合はありません。恐らく本当にWindowsのシステムファイルだけが壊れたようです(もしくは、SSDで読めなくなった部分は上手くスキップしてくれている)。

まとめ

8月のメモリー故障から見つかったPCの異常はいったんこれで解決。総額25,560円で、新しい1TB SSDをメインドライブとしてWindows10が復活しました。Windows

  • モリー PC3-12800 8GB x2(5,980円)
  • Hanye SATAIII接続 1TB SSD(6,780円)
  • DSP版Windows10/11ライセンス(12,800円)

Windows 10購入と入れ直し(1)

パソコン壊れましたww

金曜日の夕方あたりから、何かでファイルを指定する際のファイルオープン用ダイアログの表示がすこし遅い……という違和感を感じていたのですが、土曜日の朝、突然ブルースクリーン。出たエラーは

ATTEMPTED WRITE TO READ ONLY MEMORY

初めて見たエラー。で、その後再起動するも、黒画面にくるくる回転するマークが出た状態のまま。その後試したことは

  1. 修復→トラブルシューティング→詳細オプション→スタートアップ修復 …… 失敗
  2. 修復→トラブルシューティング→このPCを初期状態に戻す(個人設定は残す)…… 失敗
  3. 修復→コマンドプロンプトsfc /scannow …… チェック完了と出るもその後保護モードでは続行不能とでる(おそらく権限等?)
  4. 修復→コマンドプロンプト→Cドライブから別のドライブに、大事なデータをコマンドで移動 …… これはできる(ディスクが死んでいるわけではないらしい)

というわけで、意を決しての初期状態への戻しも駄目ということはもう完全に駄目、これは何をやっても時間の無駄だな、と考え、諦めました。

おそらくですが、先日発覚したメモリー故障や、そのまえから出ていた、Windows10の標準アプリ(電卓など)が起動しないという問題の中で、Windowsそのもののシステムファイルなどが壊れてしまっていたのではないかと思ってます(まだハードウェア故障の線は消えていないので、あくまで推測ですが)。

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SSDWindows 10を買う

今使っているメインドライブは、昨年1月に購入した4TBのSandiskSSD。これが壊れるとはちょっと考えにくいのですが、今のCドライブは出来れば温存しておいてデータサルベージを行いたいので、新しいSSDを買うことにしました。選んだのはこちら。

中国のHanye製、1TBでなんと6,700円ほど……。まじかよ、大丈夫かよ……と思いましたが、評価に致命的な情報は出ていないのと、メーカーとしては2003年ごろからある会社のようなので、思い切って購入することにしました。到着後、まずは現行のSSDと差し替えて認識するかどうかを見てみましたが……とりあえず接続されていることは認識出来ているようですね。

UEFI設定画面からSSD接続を確認

Windows 10ですが、こちらのものを選びました。

DSP版(Delivery Service Partner version)と呼ばれる、ハードウエアとセットで販売されるもでるで、こちらのものはUSBメモリーとセットになっているようです。事実上、キーだけの販売で、OSそのものはダウンロードしなければいけないようですが、値段がWindows 10 Professionalでも12,800円と安かったのでこちらにしました。ダウンロードは別のPCで行う必要があるので、初めてのPCを買う人には向いていない製品です

なんでいまさらWindows10なのかというと、自分が使ってるマザーボードやCPUがWindows11非対応だからです。また、なんでWindows10から買うのか?ですが、実は、Windows単体で購入するのはWinodw98時代から通しで始めてなのです。今まで使っていたWindows10は、もともとMSDNサブスクリプションで手に入れたWindows7をアップグレードしたもの(既に契約は切れているので新しいモノは入手不可)。リカバリUSBメモリーなども作ってあるのですが、そもそもその内容が既に怪しくなっているのと、ドライブ構成なども初期構築時の構成そのままリカバリーされるようで不便なので、ここらできちんと買い直そうと考えた次第です

DSPWindows到着

ハードウェアなどの附属品として売られるWindowsである「DSP版」、初めて購入しました。販売元は、和歌山のNewLife NewDesingというシステムビルダーさん。届いたのは、A4サイズの紙が3枚とSanDiskの32GB USBメモリー。紙は1枚がプロダクトキーが書かれたもので、2枚はWindowsインストーラーのダウンロード方法とインストール方法が書かれた説明書です。

購入したDSPWindows

早速、予備のノートパソコンにUSBメモリーを挿し、記載されているマイクロソフトのサイトにアクセス。Windows 10のMedia Creation Toolをダウンロードし、インストールの準備を進めます。続きは下記に。
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原神3.0/3.1の隠しアチーブメントが例によって遊んでいる

原神のゲーム内でいろいろなことを成し遂げるともらえる「アチーブメント」ですが、その名称がいろいろと遊んでいるのは以前も取りあげました。

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今回、2022年08月~9月でリリースされた最新版で追加されたアチーブメントなかなかです。いくつか例を挙げておきます。

「攻性防壁展開」

新ボス「半永久統制マトリックス」の特殊攻撃を最後まで見るともらえるものですが、「攻性防壁」はマンガ/アニメ「攻殻機動隊」に出てくる、攻撃的なネットワーク防御機構のことですね。

「電脳硬化症」

こちらも、「攻殻機動隊」の劇中で登場する病気の名前ですね。

「ゴースト インシェル」

これも「攻殻機動隊」の英名タイトル「Ghost in the Shell」そのまんまですね。魔神任務3章3幕にて、とある登場人物が他人の人格を乗っ取るときに取得できたアチーブメントです。

「熱光学迷彩

これも攻殻機動隊に出てくる、人体などの表面に周辺の映像を映すことで見た目上の「透明」を実現する技術「光学迷彩」から取ってますね。

今回、スメール編、始まるまでは「緑豊かな大自然の中で……」と思っていたのですが、開けて見たら何のことはない、自然と科学のバランスや倫理がメインテーマの、なんとも先進的な内容でした。なので攻殻機動隊オマージュの名称やアイデアが盛り込まれているのは納得です。

「巨像の性能を……」「強行突破作戦」

これはどちらもガンダム(初代)ネタ。主人公アムロ・レイのライバルであるシャア・アズナブルが、アムロの操るガンダムとの初対戦で言った台詞「見せてもらおうか、連邦軍モビルスーツの性能とやらを!」。それから、「強行突破作戦」は初代ガンダムの32話タイトル、モビルアーマーザクレロ」が登場する回ですね。台詞は33話の「コンスコン強襲」の「傷ついた戦艦1隻にリックドムが12機も?ば、化け物か!」からもじってるのかもしれません。

「デイジー、デイジー

これは若い人には分からないかもしれません。「直近」だと、1968年の映画「2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)」の劇中で、壊れていくコンピューターが歌う歌の歌詞。さらにその元ネタは、1961年にベル研究所のコンピューターが世界初の音声合成で歌った歌「Daisy Bell」の歌詞、愛称です。