経緯
なんで今頃Windows7……と思われるかもしれませんが、仕事で古い環境を用意する必要があったので、インストールしてライセンス認証しただけの状態でとってあったVMware用仮想PCを引っ張り出して久々に起動しました。すると……「エラー: 0x80072f8f」でライセンス認証に失敗とのメッセージ。オンラインで認証してもダメ。もしかして?と思って改めて別のプロダクトキーを入れて見ても駄目。
どうやらこのエラーは、PCの時計設定が狂っている場合、たとえば古いPCで本体の電池が切れてしまっており、時刻が2004年とかになっている、といった場合に起きるそうですが、時刻は問題無し。あらためて時刻同期をしてみても同じ。
解決法みつかる
で、四苦八苦した結果、エラーコードで検索して下記のサイトにたどり着きました。ありがとうございます。こちら、時刻の問題以外にもう1つの問題について言及されています。結論を先に書くと、Windows Update Agentの更新です。
おそらくですが、数年前にインストールして初期のライセンス認証だけを行った状態で放置されていたWindows7ですので、いろんなコンポーネントが古いままです。一方で、マイクロソフト側はライセンス認証サーバーも含めて新しくなっている。そこに「古いコンポーネントで処理依頼が来た」→「エラー」というオチなのかな……と推測。
とりあえず書いてある手順でWindows Update Agentを手作業インストールしてみたところ、問題無くライセンス認証が通りました。助かった!
手順は下記の通りです(2020年5月時点)。
- 「https://support.microsoft.com/ja-jp/help/949104/how-to-update-the-windows-update-agent-to-the-latest-version」を開く。
- 「Windows 7 SP1 および Windows Server 2008 R2 SP1 用のスタンドアロン パッケージ」から「サポートされているすべてのバージョンの Windows 7 SP1 (x64 ベース)」にある「パッケージ」リンクをクリックする(32bit版の場合はx86ベースのリンクをクリックします)。
- ダウンロードされたファイルをインストールする。
本来、Windows Upateで自動的に更新されるべきものですが、Windows Update自体、ライセンス認証が済まないと動かせません。というわけでここは手作業でダウンロードしてインストールする必要があるわけですね。危うく挫折するところでした。よかった。
補足:SP1でなくてもWindows Update Agentを入れられた
別の環境でも同じ事がおきました。こちらはWindows 7 Ultimate Edition(SPなし)。Windows Update Agentのダウンロードサイトには「Windows 7 SP1用」とあるのですが、ダメ元でダウンロードしてインストーラーを動かして見たところ、とりあえずエラーは起きずにインストールできました。参考まで。