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日常茶飯事とお仕事と

自分の行動の理由を説明できるかどうか

社内掲示版に書きかけてやめたシリーズ。推敲前段階でやーめた、ってなったもの。 こんなん書いたらまるで社内で不満を蓄積していると勘違いされちゃうじゃないですかー。


1年目、2年目には研修で話したと思うけれど、自分の採るあらゆる行動にきちんとした理由を述べられるかどうか。 たとえば設計の場合、数ある方法からなぜその方法を採用したのかを述べられるようにしておく。これができていればたいていの場合大きな問題になることは無いと思います。これは何かをレビューする場合も、人に何かを教える、指摘する場合も同様。

理由があれば反論も同意もできますが、理由がなく何かをする人は、助けることもただすこともできません。それを狙ってわざと理由を伏せたり得体が知れない風を醸し出す人は策士だけど、反面、助けも得られない。

で、特定ジャンルについて理由をきちんと説明出来る人が専門家。もちろん、専門家同士でその理由に得心がいくレベルの理由をつけられて一人前。何でも良いから理由があればいいわけじゃなく、その理由に妥当性が無いとだめ。

「なんとなく」とか「直感」は、専門家が大量の決定や判断を積み重ねた結果、無意識に最良の選択を行うような場合にのみ真価を発揮するもので、素人の「なんとなく」はただのサイコロ振りと同じ。

ほんと、設計や実装に関しては特に、「なんで?自分なんでこれやったんだろう?」を常に意識して仕事して欲しいと常々思う。なんで?を持った人が作るものは、その意図を読めるので継承できるけれど、それがない成果物はほんと、手を出せない。引き継げない。棄てて作り直すしかないことが多々ある。

理由を意識して、きちんと説明していれば「あの人だったらどうするか」というシミュレーションをやってもらえるようになる。そうなると、迷ったときの判断が迅速になったり、方向性が揃う。結果、チームの向きが揃う。パフォーマンスが出る。

なので、人の上に立つ人は、考え方を真似してもらえるような状況を目指すべきだだとおもいます。真似させる、じゃなくて「真似してもらえる」ってところがポイント。選ぶのは自分じゃない。


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