Windows Media形式のファイルを中心としたストリーミング/オンデマンド配信機能を持つWindows Media Services、Windows Server 2003では最初に表示される役割設定の画面で指示通り手順を踏めばインストールできた(http://d.hatena.ne.jp/frontline/20081212/p4)が、どうやら2008では違うらしい。
- How to install Windows Media Services in Windows Server 2008
- http://support.microsoft.com/?scid=kb;en-us;934518&x=20&y=7
ざっと訳してみる。
概要
- Windows Media Services for Windows Server 2008を導入するには、MSU(Microsoft Update Standalone Package)を入手して実行する必要がある。
- この新しい機能はビルトインのキャッシュ/プロキシプラグインとして導入される。
フルインストレーションオプション(GUI付き)の場合
- 以下の条件に合致する場合は、Windows Server 2003かWindows Server 2008へのアップデートを行う。
- Windows 200 Serverか、Windows NT Server 4.0を使っている。
- 対象サーバー上でWindows Media Services 4.1が稼働している。
- 旧WindowsからWindows Server 2008へのアップデートを行う場合、フルインストールを選択すること(サーバーコアを選ばないように)。
- 次の手順でMSUファイルをダウンロードして実行し、Windows Media Servicesロール(サーバーの役割)を導入する。
- マイクロソフトのWebサイト(http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=9CCF6312-723B-4577-BE58-7CAAB2E1C5B7&displaylang=en)に行く。
- 32ビット版Windows Server 2008用には、Windows6.0-KB934518-x86-Server.msu をダウンロードする。
- 64ビット版Windows Server 2008用には、Windows6.0-KB934518-x64-Server.msu をダウンロードする。
- スタートメニューの「管理ツール」から「サーバーマネージャ」を開く。
- 左側のツリー表示で「サーバーマネージャ」が選択された状態で、ツールバーの「操作」から「最新の状態に更新」を選択。
- サーバーマネージャを閉じて再度開く。
- 画面左側のツリー表示で「役割」を選択、右側に出てくる「役割の追加」をクリックする。そこで表示される一覧から、「ストリーミングメディアサービス」を選択、ウィザードにしたがって役割の追加を行う。
- すでに動いているWindows Media Servicesからのアップデートの場合には、事前にバックアップを取っておいたWindows Media Servicesファイルと設定を以下の手順で復元する。
- Windows Media Servicesを停止する。コマンドラインからは、「net stop wmserver」というコマンドで実行できる。
- バックアップされたServerNamespace.xmlファイルを、新しく作成された同名のファイルに上書きする。初期状態では、このファイルは「[WINDIR]\System32\Windows Media\Server」に配置されている。
- コマンドプロンプトから、次の命令を入力する。「%windir%\system32\windows media\server\WMSServerConfig.exe /repair」。
- Windows Media Servicesを次のコマンドで再起動する。「net start wmserver」。