キーノートではHyper-Vへの移行デモとか、Intelの人によるvProの仕組みを使った運用管理のデモとかが交えられており、普段なかなか見られないものを見られて楽しめた。vProテクノロジー対応のPC、実際職場で使っているけれど、運用にそういうものに対応した仕組みを導入していないと、正直「なにがどう違うのか」とか全然わかんなかったのが今日すこしはっきりした。インテルのWebサイトを見ても漠然としたことしか書いていなかったりするし。
結局のところ、遠隔でのPC管理、それも物理的なハードウェア制御をふくめた管理を行えるプラットフォームを構築する機能を盛り込んだPCに「vPro
」という肩書きが付けられるみたい(厳密にはそれだけではないけれど)。だから、管理コンソールからPCの状態を問わず電源のON/OFFを行ったり、BIOS設定画面を遠隔で操作したりできる。
職場PCにはこれに対応したAMTというチップか何かが搭載されており、WindowsXPのタスクトレイに「有効になっていない」というアイコンがずっと出っぱなしなんだけど...これは管理する親分が居ないと活きないのかな?その辺まではちょっと分からない。
Hyper-V、これはやっぱり「ハイパー ヴィー」なのね。正しくは。そりゃそうだよな。日本だけでしょ「ブイ」とか言ってるの。それはそうと、Windows Server 2008については月曜日にVMWare上にインストールしたばかりで、まだ全然使ってみていないけれどHyper-Vの機能や運用については開発環境、保守環境の整備や構築という観点からも是非一度着手しておきたいと思っている。
話を聞いていてすぐに思った「サーバーが足りないから仮想環境に移行して増設...ってどうやって移行するのさ?」ってことも、Virtual Machine Managerから移行が比較的容易に行えるということも分かった。正確な製品名は「System Center Virtual Machine Manager 2007」かな。これの新しいバージョンが、VMWareなどの他社製プラットフォームにも対応しているというのは少々びっくりだった。対応OSもUNIX、Linuxとも名前が挙げられており、自社製品だけではなく他社製品もふくめた現実的なソリューションを検討してますよ、ということがうまくアピール出来ていたと思う。