株式会社ソニックガーデンの代表が書かれているブログで、「チームの自己組織化」に向けてやっては行けないことが記載されています。参考になります。
これを見ていてちょっと思ったことがあるので2個くらい追加してみようかと思います。
14. 締め付けと管理を混同する
縛り付けてすべてを操る事を管理とするチームは、悪い意味での依存(締め付けてきたリーダーに対する依存)と責任転嫁(そこに至る理由や原因は自分になく、強い指示を出したリーダーのせい)、失敗するくらいならばやらない(失敗の可能性があり、そのことで叱責されるリスクを負うくらいならやらない=技術領域では絶対成功という保証は常にないので、これをやられると何一つ新しいことをやらなくなる)という選択を採り、リーダーの能力を絶対に超えることがないチームになります。リーダーはリードするのが仕事であり、頂点に君臨することが仕事ではないという認識を持った方がいいです。
リーダーの能力を超えられないということは、その組織はその時点の上層部から進歩しないということ。何年たっても変わらない組織になります。リーダーは君臨が仕事ではない。これは鉄則だと思います。
15. やってはいけないことを列挙して指導する
アレはダメ、これはダメという指示で指導すると、ダメと言われたことをやらないだけの組織になります。危ない橋は渡らない、というか、危ないから歩かない、みたいな。これは子供に対する指導でも一緒。自立ということばのはき違えで放置したり、最初から千尋の谷に突き落とすリーダーが居ますが、やはり初学者には具体的な手順を明確に伝え、最初の一歩はしっかり手助けを。経験者には、次に進むべきコースや指針を提示して、危険回避だけではなく前に進むことを教えるべきです。
こういうことをやっていかないと、チームは何をやるにもビクビクしてしまい、冒険しなくなります。技術の世界なんてそもそもやってみなければ判らない、研究したり試さないと判らない事だらけ。なので、失敗を恐れていては何もできません。
まとめ
いかがでしたか?(←これ一度やってみたかった)。
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