仕事でVMWare Player 3.1.3を使うことになったのですが、これでうごかすWindowsXPやWindows Server 2008が自社内のネットワークに接続出来ない現象が発生しました。
このPC(ホストPC)、元々VMWare Workstation 5.5がインストールされてバリバリ仮想環境を使っていたのですが、今度のプロジェクトで最新版のPlayerを使うことになり、古いバージョンであるWorkstatio 5.5はPlayerのインストーラによって消去されてしまったという背景があります。
この状況で、Playerでうごかしたゲストがネットにつながらない。NATでもブリッジでもダメ。
で、このあたりの「ブリッジならこのネットワークアダプタを使う」とか「NATでどのアダプタを使う」といった設定を行うツールや画面があったとおもったのですが、VMWare Player 3.1.3の画面やフォルダにはそれらしい設定やツールが見当たらない。どうやらこの設定ツール、「vmnetcfg.exe」は、以前のPlayerではインストールフォルダにあったのが、3.X系統からインストール後に消されるようになってしまったようです。
仕方ないので、インストーラ「VMware-player-3.1.3-324285.exe」からファイルを抽出することに。抽出にはこのエントリにあるコマンドが使えます。
- [業務日誌] msiファイルからファイルを抽出
- http://d.hatena.ne.jp/frontline/20071116/p1
これで、たとえばC:\Tempみたいなフォルダにファイルを一気に展開し、そこから検索で「vmnetcfg」を探せばOKです。実行した画面はこんな感じ。
とりあえずブリッジで接続できればOKだったので、ブリッジ接続の接続先ネットワークアダプタの設定を「自動」から「Interl(R) 82566…」というような物理的なカードに変更しました。実はこのPCには別の仮想環境「Virtual Box」もインストールされていて、コレ用の仮想アダプタも入っていたのですね。もしかして自動判別でこっちを選んでしまっているのでは?とおもったのが設定変更のきっかけです。結果、うまくゲストOSがLANに接続できるようになりました。
参考まで。

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