まじかよ……って気分です。
ここ1年ほど、Youtubeに投稿した原神やゼンレスゾーンゼロのプレイ動画の「原本」動画ファイルは、しばらくSSDで保管した後、ドライブが溢れそうになったら100GB入るBD-R XLディスクに退避して消していました。その保管用ディスクの結構な量にエラーが起きていて、動画ファイルを読み出せなくなっていることが分かりました。ディスクへの退避後、面倒くさいので書かれたデータが正しく記録できているかのベリファイ処理はやらずにいたのですが……それが失敗だったようです。
発見の経緯
過去の動画はYoutubeに投稿されているのですが、そのうち、短いカットシーン動画などをTikTokにも投稿したいと思い、空いているSSDにBD-Rディスクから書き戻して閲覧用にしようと考えました。それでBD-Rディスクからデータを読み出してSSDに戻していたのですが……初っぱな、2枚目のBD-Rでファイルコピーが止まるという現象が。どうも、BD-Rに作ったフォルダーの1つで読めないファイルが複数あるということに気付きました。エラーはファイル単位で起こっており、ディスク全体がよめないというわけではありませんが、どのファイルが読めないかが開いて見ないとわからないという状況です。
BD-Rディスクのチェック
まずはディスクにエラーがあるかどうかを見てみよう、ということで、Windows付属のチェックディスクコマンドを使ってみました。コマンドプロンプトを管理者モードで起動し、
chkdsk g:
のように、コマンド名に続いてBD-Rドライブのドライブ名を指定すれば、光学メディアでもチェックだけならやってくれます(当然ですが、書き込み専用の光学メディアでは修復処理はできません)。

ただ、これではファイル名まではわからないので、BD-R書き込みに使っているフリーのライティングソフト、BurnAwareのチェック機能を使ってみます。


結果……やはり読めないファイルがありますね。ちなみに、BD-R XLとなると100GB近くのファイルが書かれており、それを1つずつチェックするのでチェック処理は非常に時間がかかります(とりあえず私は寝る前にチェックを走らせて放置しました)。

どうしたものか
さて、これ、どうしたものか。BD-Rに書き込んだあとの原本ファイルは消してしまっているので、エラーで読めなくなってしまった動画ファイルはもう戻ってきません(Youtubeにアップロードしたものはあるので、最悪、ダウンロードして引き出す事も不可能ではありませんが、元の画質は保ててないので……)。今後、データの長期保管体制は改めて考える必要がありそうです。そもそもBD-R XLにエラーを起こしたのは誰なのか。何か手順がまずかったのか……。こういうことがあると、メディアとして信頼できないので……。
それにしても、光学メディアのエラーなんてここ20年近く全く気にしていませんでした。1990年代終盤は、PCの性能が追い付いて無くてのCD-Rライティングエラーが起きていたのを思い出します(プレクスターのSCSI接続ドライブが安定している、みたいな話とかがネットで盛り上がっていた記憶が)。
やはり、6TBとかのハードディスクに保管していくのが10年~20年の保管であれば一番効率がいいのかもしれませんね。また、BD-R書き込みの際の速度も、これまで「最速」にしていたのを「最低」まで落として見ようと思います(書き込み処理が追い付いていない可能性)。