Visual StudioでC#などのコーディング規約をチェックしてくれるStyleCopを利用しているのですが、規約No.「SA1600」、「Elements must be documented.」、ソースの要素にはすべてXMLコメントをつける必要があるという規約をONにすると、プライベート宣言したフィールド*1についてもコメントが必須になってしまいます。フィールド自体を乱用するのもよくないのですが、実際、ことごとくフィールド宣言されているようなひどいソースもあることからこの規約をそのままONにするとちょっとコーディングが回りません。
なんとかプライベートなフィールドは対象から外せないか調べてみました。検索キーワード「StyleCop Sa1600 private fields」で検索したところ、下記のstackoverflowのページがヒット。
StyleCopの設定を開き、Rulesタブにある「Documentation Rules」をマウスで選択すると、右側の「Detailed settings」に
- Ignore privates
- Ignore internals
- Include fields
という項目があります。上2つはチェックがOFF、下の「Include fields(フィールドを対象として含める)」がONになっているので、この項目をオフにすると……うまくいきました。まさかここで設定できるとは……。
なお、StyleCop Analyzerの場合はおそらく少し違うと思うので注意してください。

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*1:フィールド: クラスの直下で宣言する変数。privateならクラス内でどこからでも参照可能。