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Wizardry外伝~五つの試練~始めました

最近、飢えてたんですよ。落ち着いて、じっくり遊べるゲームに。

FPSは最新の3D技術やネットワーク技術を駆使し、もの凄い速度と画質でオンライン対戦が出来、対人戦は常に緊張と隣り合わせで手に汗握る展開を楽しめます。オープンフィールドタイプのRPGは広大なマップと深いストーリーをじっくり長い時間を掛けて楽しめます。また、スマホゲームもてのひらサイズながらもネットワーク、グラフィック共に高品質で、常に更新されて新しいコンテンツを楽しめるものが沢山。どれも楽しいのですが、昔に比べてプレイヤーに求められるものがゲームスキルよりも「即応性」「時間やお金」に変わってきている気がしてたんですね。

自分のペースで、じっくりやり込めるゲームが減ってきている。そんな風に感じていました。

そこで、ふと原点回帰しようとおもって手を出したのが、Steamで発売されていた「Wizardry外伝~五つの試練~」です。Twitterでもフォロワーさんにファンが居てお勧めされていましたし、これはやってみるかと。

こちらです。

store.steampowered.com


プレイしてみて感じたこと

動作速度が速い

まず……速い!!。やってから考えてみたのですが、実は初代Wizardry系は、1980年代に友人宅のPC-8801やX1でプレイして以来、やってなかったんですね。後期作品の「Wizardry: Bane of the cosmic forge(略称:BCF)」は大学時代にPC-9801でプレイしましたが、あれはもうだいぶシステムもグラフィックも変わっていました。しかしそれにしてもフロッピーベースだったんですよ。X1版に至ってはテープでしたね。それが、SSDで動かすとサクサクです。地下から街に戻るのも「ガッチャン……ガチャ……ガチャン……ぶ、ブブブ」みたいなのがありません(笑)。というわけで、何をするにもサクサクで快適です(いつの時代と比較しているのか……)。

グラフィックが綺麗

ダンジョンがワイヤーフレームじゃないです!……というのはもう20年以上前からそうなのでいいとして、モンスターのグラフィックなども、ちょっとレトロ調のリアル画風に仕上げられていて、迫力あります。

グレーターデーモンはこんな感じ
呪文名が英語名になっている

眠りの呪文「KATINO」とかは、初期設定では全て英語名表示可能になっています。設定で旧名に切り替えられるようになっているようですが。このあたりは好みになりますが、まぁもう忘れてますし、判りやすい方がいいです。

移動操作がWASD

ゲームパッドなども使えるようですが、キーボード操作の場合、初期設定ではFPSなどでよく使われる「W、A、S、D」で前後左右の移動を行うスタイルになっています。今時のゲーマーでも違和感ないと思うので、これはこれで良いのでは無いでしょうか(原神、などもこのスタイルです)。

シナリオは過去作品からネタを持ってきている

シナリオは、この作品用に仕立てられた5本のストーリーが用意されていて、それぞれが昔の1作品ぐらいのボリュームになっています。細かいギミックは昔の作品群からいろいろとヒントを得ているようです。なので過去作品をやっていればある程度はなじめるかもしれません。しかし、今のゲームになれた世代からすると、ヒントが乏しい、不親切と感じるかもしれませんね。

難易度は昔のまま

これが良いのか悪いのかは微妙なところですが、良くも悪くも「Wizardry」です。死んでも復活は確実ではありませんし、灰からの復活に失敗するとロストですし、全滅したらそこに死体は置き去り(さらにロストの可能性も有り)。テレポートの罠に掛かると例の「いしのなかにいる」は今でも起きますし。かなりシビアな設定になっています。これは今の若い人にはちょっと厳しいかもしれませんね。

チュートリアルが当然無い

ゲームのチュートリアル的な物が無く、ダウンロード版だとマニュアルも付いてこないので、自分で公式サイトを調べるなどする必要があります。なので、ゲームを開始しても、キャラクター作成すらメニューから作成を選ばないと「パーティーに誰も居ない」状態で街に居るだけになってしまうという。これも今のゲーマーからしたら不親切でキツいでしょうね。

手書きマップで行こう!

というわけで、前述のような「全くイマドキじゃない仕様」を心ゆくまで堪能するために、敢えてマップを手書きしながらすすめることにします。今の時代、Excelという全世界標準の方眼紙マッピングソフト(違う!!)がありますが、敢えてそれは使わずにいこうというわけです。

方眼紙は、御家庭に小学生でもいなければまぁないと思うので、下記のような方眼紙データダウンロードサイトからダウンロードしたものを印刷して使います。私はA4サイズ、7mmのものを両面印刷して使いました。

houganshi.net

筆記は万年筆と修正テープで。序盤は定規を使っていたのですが、フリーハンドも味が合って良いかと思い、後半から定規無しで描いています。

マッピングの様子

プレイの様子や攻略情報は、書くことが負担になってプレイを阻害するので他の方にお任せして、おいおい、ネタバレになりますが手書きマップでも公開していこうかと思います。