
2020年の秋頃から始めた、ゲーム「原神」のプレイ動画Youtube投稿、5年半近くでコンテンツは「ゼンレスゾーンゼロ」や、別チャンネルでの「鳴潮」などに拡大し、これまで投稿した動画は16,500本以上になりました。念のため、これらの動画はすべて保存しているのですが、そのままの画質だと膨大な分量になるので、長期保存用の動画は敢えて画質を劣化させ、ファイルサイズを落として保存しています。
具体的にはこんな感じです。
- ゲームプレイの動画 …… 18,000 Kbps(30分で3GB前後)
- 長期保存用の動画 …… 7,000 Kbps(30分で1.5GB前後)
動画の内容によってはさらに圧縮されることがありますが、それでもこれまで作った動画の総量はすでに5TBを超えるぐらいになっています。この長期保存用の動画、これまではエンコードのコーデックとして「H.264」という規格でエンコードしていました。しかし、ここ最近(というか結構前から)H.265という後継の規格が登場しており、これを選択すると圧縮効率がさらに上がるようです。私が長期保存用に使っている動画編集ツール「TMPGEnc Video Mastering Works 7」はこのH.265規格に対応しているので、実際に試してみました。
なお、ビットレートが同一である場合、H.264でもH.265でも動画のファイルサイズは変わりません(ファイルサイズはビットレートと時間に左右されるので)。なので、「ゼンレスゾーンゼロ」の戦闘シーン30秒をもともとの18Mbpsで録画したものを、設定を変えながら同じシーン(編集ツールで同じフレーム番号のシーン)で比較してみました。比較対象には、大きく文字が表示され、爆発などのエフェクトが派手に出ているものを選んでいます(文字は境界部分でぼやけが判別しやすいのと、大きいとべた塗り部分が多いのでブロックノイズの度合いが顕著に見えるため)。また、それぞれの動画をYoutubeに上げたものも置いておきます。Youtube自体でエンコードされるので厳密には「指定した画質」というわけではないのですが、かといって劣化したものが良くなる事はないので、どれぐらい荒れた画質か、の参考にはなるかと。
画質比較
H.264、7Mbps(従来の保存用画質、ファイルサイズ 26MB)
こちらが、従来の長期保存用エンコード設定でエンコードした画像です。青い「S」の右上に、縦線のノイズがのっており、その他の青い部分も少し緑がかったぼかしがはいっているのが分かるかと思います。もともと、戦闘シーンをキッチリ残すというよりは、ゲームのカットシーンや声優さんの演技を残したい、という意図があったので、戦闘シーンの画質劣化についてはある程度妥協していました。

H.265、7Mbps(ファイルサイズ 26MB)
こちらが、従来の長期保存用エンコード設定のコーデックのみH.265に変更したものです。青い「S」のブロックノイズが、H.264のものより少ないのが分かるかと思います。境界線のボケは発生していますが、べた塗り部分が綺麗ですね。

H.265、6Mbps(ファイルサイズ 22MB)
こちらが従来の長期保存用エンコード設定のコーデックをH.265に、また、ビットレートを7から6Mbpsに落としたものです。

H.265、5Mbps(ファイルサイズ 19MB)
コーデック H.265で、ビットレートを5Mbpsまで落としてみました。従来のH.264、7Mbpsと同じか、もう少し綺麗、といった感じです。このあたりが実用域かもしれません。

H.265、4Mbps(ファイルサイズ15MB)
ここまでくると、ノイズが逆に色として明確に浮き上がり、手前のキャラクターの左ふくらはぎに「存在しなかった縦線」が現れてきています。ただ、動画として見た場合、画面が小さいスマホなどで見る分には恐らく問題無く視聴できてしまうとおもうので、用途によってはありかもしれません。が、投稿動画のアーカイブとしてはちょっとこの画質は残念かな?という感じですね。

H.265、3Mbps(ファイルサイズ 12MB)
念のため3Mbpsも試してみました。動画として見た際の感じは4Mbpsと同じ。ただ、動きが少ない場面でもべた塗りな部分にブロックノイズが動画として見ていても判るぐらいになるので、これはちょっと無理かもしれませんね。

結論
H.265コーデックで7Mbps~3Mbpsまでを試して見た結果、5Mbpsでのエンコードが一番画質とサイズのバランスが良いと判断しました。というわけで、今後の長期保存用データはH.265、5Mbpsでの保管で進めていきます。


