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日常茶飯事とお仕事と

副鼻腔炎手術記録(9)退院後の経過

下記エントリーの続きです。
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退院後

退院後、一応、以前のような鼻づまりはなく、鼻呼吸できるということを実感できるようになりました。ただ、

  • 鼻づまりで鼻をかむと …… 血の塊が出てくる
  • 鼻うがいすると …… 血の塊が出てくる(手のひらべったりレベル)
  • 喉の奥、ガラガラうがいすると …… 血の塊が出てくる

という状況が1週間くらい続きました。この血の塊ですが、おそらく詰めてあるゼラチンスポンジも混じってるのではないかという粘度。指でつまめるくらいの固まりです。色は若干黒みが掛かった、鮮やかでは無い赤色。写真を撮ってあるのですが、あまりにあまりなので掲載はやめておきますね。一時期はこの血の塊がずるっと出てくるのが爽快になりかけて、がんばって鼻をかんでみたりもしていました。

この間、相変わらず嗅覚はゼロ。完全にありません。コーヒー豆、カレーをはじめとした刺激物も何も匂わない。浴室掃除などにつかう塩素系洗剤も、家族が買ってきた「臭いがアメリカンすぎて無理」といわれていた浴室洗剤も全く平気。下手をすると有毒なガスが充満していても平気、多分死ぬだろうな、というレベルで臭いがしませんでした。退院後の下記エントリーで同じような境遇の人のブログをあさっていたのも、この嗅覚喪失が一時的なのか、永続的なのかが分からず不安になっていたためです。

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大出血

そんなこんなで4日が経過したころ、なんか鼻の奥、眉間の奥深くみたいなところにゴロゴロする感覚があり、ちょっと指で内側の粘膜を触ってみたり、少し濡らしたペーパータオルで引っかかっている物を引きずり出してみようとしてみたりしていたところ……うつ伏せで少し横になった瞬間、いきなり鮮血が流れ出てきました。まさに「ボトボトボトボト……!!」って感じ、ティッシュなどで押さえてもあっというまに鮮血で染まるレベル。とりあえずゴミ箱とティッシュを抱えながら、スマホで鼻血が出たときの対応を検索(あとから思うと救急車呼んでもよいレベルの出血でした)。このサイトの説明を参考にしました。

www.hiroshima.med.or.jp

広島県医師会ありがとう!!ここの説明に従って

  • 鼻の付け根(眉間から少しした)を指で強く押さえる
  • 下を向く
  • ティッシュを詰めない
  • 眉間や首の後ろを冷たいペットボトルなどで冷やす

これで15分くらい。徐々に鼻の奥で血が固まってくるのがわかるようになってきました。とりあえず窮地は脱したとおもいつつも、眉間のあたりで出血がドクドクと脈打っているのがまだ分かります。血まみれになるのも怖かったので鼻の出口はティッシュを当ててて垂れてこないようにしつつ30分ほど経過したあたりでやっと流れ出る血が止まりました。写真はこのときのゴミ箱の様子。色からして「出たてホヤホヤの血」であることがおわかりいただけるかと……。

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出血後のゴミ箱

しばらく安静にしてやっと血が止まったことを確認しましたが、既に病院もしまっている時間。なんとなく血の出方が副鼻腔のどちらかからである感じではなかったので、おそらく鼻中隔の手術でついた傷からの出血ではないかとおもうのですが……素人個人の判断では分かりません。とりあえず翌朝までまって、病院の診察が始まると同時に電話して割り込みで診察してもらうことに。病院ではいつもの先生ではなく代理の先生が診察。内視鏡も使って中をみてもらったのですが……

  • 出血箇所は分からない
  • とりあえずスポンジを詰めておく
  • また出るようだったら来て

えっ……。分からないってどういうことなんですか……。とりあえずスポンジって。まぁ、血が垂れてくることはないようにしてもらったようなので一旦これで診察は終え、改めて翌週のいつもの先生の診察を待つことにしました。

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診察

退院して1週間が経過、改めていつもの耳鼻科の先生の診察を受けました。先生のみたてはやはり「鼻中隔の出血」。前回見てくれた先生、「わからない」って酷くないですか。でも、再度手術しないと届かない副鼻腔ではなく、内視鏡などでも見られる所なので少し安心です。術後の経過は良好で、粘膜も綺麗になっているとのこと。ただ、詰めてもらったスポンジや手術中のスポンジがまだ入っているので、鼻うがいでじわじわと流してくださいという指示をうけ、「クラリスロマイシン」「カルボシステイン」「ビラノア」と、点鼻薬「アラミスト」を処方してもらって診察終わり。

匂い、嗅覚についてはまだ粘膜の奥が腫れているので、戻るにはもうしばらく掛かりますという話でした。入院中の最後の診察で言われた「一生戻らないかも」という言葉に比べればずいぶんと気が楽になる言葉です。もちろん、実際、確率的にはそういうケースもあるのかも知れませんが、ネガティブをメインで伝えるのか、ポジティブな可能性をメインで伝えるのかで聞き手の印象はずいぶんと変わります。もう少し、お医者さんは相手の不安を和らげる言い方をして欲しいと思いました。患者側の理解も必要だろうから難しいのでしょうけど……。

一通り不安な点についての質問をして答えてもらって、次の診察は10日後、ということで予約をして病院をあとにしました。

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嗅覚その他のその後

嗅覚ですが、少しずつ刺激臭がわかるようになってきて、退院2週間くらいでほぼほぼコーヒーや強い匂いの洗剤などがわかるようになってきました。一安心です。ただ、2週間の段階では甘めの香りについてはちょっと識別しづらい状況。なので、嗅いでいる匂いがどこまで本当の匂いなのかちょっとよく分かりません。ただこれも1ヶ月が過ぎた現時点では徐々に戻ってきているので、あまり心配する必要はなさそうです(嗅覚の神経が何かでやられていたらそもそも全滅でしょうから)。

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