misc.log

日常茶飯事とお仕事と

新人の日次報告へのコメント

毎日新人が挙げてくる日報にコメントを付ける作業をやっているのですが、自分と自分以外の人事系担当者で内容の濃さが全然違っており、なんだか自分のやっていることが他のメンバーにとって迷惑なんじゃないかとすら思うようになってきました(自分ががっつり書くことで、他の人事系メンバーの負担をふやしているのではないかと……)。

ただ、新人と接する時間が研修の期間しか無い以上、持っている知識やノウハウをなるべく伝えたいという思いでやっているのですが……なんでしょうね。他の人たち。「~は良いと思います。私もためしてみたいです」みたいなコメントや「~さんの~という気持ちは大事だと思います。その調子でがんばってください。」みたいな。こんな感じの感想文みたいなコメントであれば書かなくても良いと思うのですが……。一応、教え、指導して、導くという立場で仕事としてやってるのだから、すべておいて「学びのきっかけ」をちりばめるくらいの努力はしてもいいとおもうのだけど。

自分が書いてるコメントをいくつか掲載しておきます。

> 調べながら理解して進めていたら、気が付くと、
> かなり時間を使ってしまっていて


ある意味狙い通りですね。


実際の仕事でもそうですが、プログラム作成にしても設計などにしても、ある程度まとまった時間、周囲の音が聞こえなくなるくらい没頭しながらやる人は結構います。それくらい集中していたということですので、それで大事な予定などをすっぽかしたりしないのであれば問題無いと思いますよ。


もう少しいろいろやって仕事も進めていくと判ると思いますが、何かの作業を切り替えると、その前後数分から十数分くらいは「頭を切り替えたり、作業環境を整えたり、忘れていたことを思い出したり」でどうしても作業が進まない時間が発生します。なので、なるべく作業の切り替えが発生しないよう、まとまった時間の塊を確保できるような予定の組み方や、作業順序の組み立てなどを工夫するようになります。


作業の順番や組み方の違いだけで、1日7.5時間あっても実質7割~8割しか実働していないという状況が簡単に発生するので、今の研修や自習の時間は、内容を学ぶだけではなく、何かに取り組むときの「作業の進め方」なども模索したり失敗したりいろいろ体験してください。

アマゾンのすごいルール

アマゾンのすごいルール

> 基本情報の参考書は順調とまではいきませんが、自分のペースで進めていきます。


とりあえず読破の目標として5月、を掲げましたが、内容の理解や「試験に受かるレベルまでの学習」が1ヶ月で終わることはありません(現実問題として、無理です)。なので、まずはうっすらと読み、自分が興味のある分野や、どうも苦手そうな分野をある程度見極める。その辺りを具体的な目標とするとよいかもしれません。


また、興味がある分野や苦手分野も、現時点でそうおもっているものが、数ヶ月~数年たつと意外に変わってきたりするものです。その変化も楽しんでもらえるとよいかな、と思っています。
気分転換しながら読み進めてみてください。

> 私は個人的には言葉での発表を苦手と感じており、
> 緊張からつい早口になってしまうので、
> 今後もゆっくりの口調を意識していきたいと思いました。


まだまだ先は長いので焦らずにやっていきましょう。


早口になる原因、確かに個人の性格や特性による口調、スピードの問題もありますが、発表する内容の「主旨」を自分自身がきちんと把握して理解しているか、というところが緩いと、ちょっとした想定外の自体やその場の雰囲気などの影響で混乱し、慌ててしまって口調どころでは無くなることがあります。


プレゼン資料はあくまで自分の考えや意見の一側面。最悪、プレゼン資料が使えなくてもその場で「思っていることを口に出す」だけで補えるくらいまで自分の意見と資料を一致させておけば、慌てることも減り、落ち着いて話せるようになったりしますよ。


あくまで資料の元ネタは自分の頭の中にあるので、仮に想定しない事態がおきてもその場で言葉と文章を組み立てて、違う形で思いを表現すればいいだけなので。それが出来ない、難しいということが自分で判っている場合、失敗を恐れてガチガチになり、口調は早く、表情や雰囲気も固まったものになり、上手く発表できなくなります。


もちろん仕事ですので、思っても無いことを発表しないといけない場面もありますけどね。ただ、機会があるならやはり自分の意見をストレートに伝える場をいくつも経験し、「いざとなったらなんとかなるもんだなぁ」という経験から自信をつける。まずはそれを地道に積み重ねておくと、いろんな応用ができるようになります。


ま、あくまでやりかたの1つとして参考になれば。

プレゼン資料のデザイン図鑑

プレゼン資料のデザイン図鑑

  • 作者:前田 鎌利
  • 発売日: 2019/03/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)