Amazonの電子書籍リーダー、Kindle Paperwhiteを購入してみました。以前から購入は考えていたのですが、Amazonのセールで安くなっていたので。16GBモデル、広告無しのバージョンで15,980円です。
開梱して驚く
包装を解いて中身を出します。付属品は数枚の多国語対応の小さな冊子(注意書き程度)と、USB Type-C/Type-Aの充電ケーブルのみ。本体は画面に電源投入方法のような説明が「貼られて」いるので……これどうやって剥がすんだ?と、危うく端っこを爪でカリカリやりそうになりましたが
「これ、説明書きが貼り付けられてるのでなく、表示されてる!」
でした。なんと本体下部の電源ボタンを長押ししたら表示が消え、初期画面へ……。なるほど、表示したらその状態を長く保持できる液晶ディスプレイなのですね。以前、展示会でそういうのを見たことがある。それと同じような技術なんだ(それか、低電力消費で稼働し続けているか)。いきなりびっくりです。そして、本体周囲の縁に段差も無いディスプレイは、確かにまるで紙のよう。
思ったより読みやすいが、思ったより遅い
起動すると、購入した際のAmazonアカウントのユーザー名がいきなり表示されており、アカウント設定は済んでいる状態。なのでパスワードのみ入力してログインします。さらに、Wi-Fiのアクセスポイント設定を行うと、既に購入していた本がライブラリーとして表示されます。表示された時点ではまだ書籍データは本体に来ておらず、アイコンをタッチするとダウンロードが始まるのですが……あんまり速くないですね。これはアクセスポイントや自宅のネット接続契約によるのかもしれませんが(自宅は600Mbpsのケーブルネット回線)。
とりあえず、以前から買い集めていた貞本漫画版のエヴァンゲリオン12巻を開いてみました。

想像していたよりも遥かに読みやすいぞ……。そして、思っていたよりも動きはトロいぞww。挙動は、ページめくりで再描画が分かる感じがあるので、スマホなどの軽快な動きを期待するとちょっと期待外れ感がありますが、まぁアクションゲームをやるわけではないので問題ないでしょう。慣れれば大丈夫だとおもいます。
指2本で開く動作をすると拡大もできますが、拡大すると文字は結構汚くなるので、あまり実用性はないように思います。かといって老眼でも読めないサイズではなく、絶妙なディスプレイサイズですね。
本の閉じ方が分からない!
で、エヴァンゲリオンを開いたのはいいのですが、閉じ方が分かりません。仕方無くネットで検索してしまいました。このあたり、しっかりした説明書が付いていないのはこうしたツールになれない高齢者とかだときついかもしれませんね。開いた本の閉じ方は、画面上部を軽くタッチして上下にメニューを出し、左上から「←ライブラリ」を選ぶというものでした。ま、このあたりはあちこちタッチしたりスワイプしてみて挙動を確認しておくと良いと思います。
自分が計画している用途
うちは子供が二人おり、下の子はまだ中学生で、これからいろんなモノに触れていく世代。というわけで、出来れば本や漫画は紙で……というのを考えていたのですが、とはいえ、置き場所は限られています。というわけで迷うところなのですが……やはり「子供に読ませたいもの」は紙で与えたいな、と思います。では何に使うのか?ですが、
- 自分が新しく買い始める漫画
- 繰り返し読むことを想定していない技術書や教養書など
- 特に思い入れの無い小説、ラノベなど
あたり。読みたいけれど買うのはどうしようか、と迷ったようなものをこれで揃えていこうと思います。ま、基準は「最悪、Amazonのアカウントが消えたりAmazonがサービスを止めても泣かずに済むもの」ですね。金銭的な損失よりも、大事なモノを手元に置いておけなかった、と後悔することがないようなライトなものを電子書籍で揃えていこうと思います。