自転車保険を検討中。子供がそれなりの年齢になったこともあり、最近結構話題になっている「自転車で事故に遭って/起こして損害賠償で数千万円」なんてケースに備えるか?という話。自転車保険として独立したものもいくつか出てきているのですが、やはり高い。いや、保険としては高い部類ではないのですが、今までそういうのを考えもしなかったところに数千円とか家族全員だと万を越える出費ってのはそれなりに検討する必要があるのです*1。というわけで候補をいくつか検討中。
JCBトッピング保険「自転車プラン」
JCBカード契約者が入れる保険で、月額260円で家族全員をカバー。補償内容は個人賠償責任が上限1億円。交通事故限定ですが入院保険は日額1,000円(上限1,000日)、死亡保障はこちらも交通事故限定で100万円と少なめですので、個人賠償を主眼においた保険と思われます。何がすごいって安いってこと。月額260円なので年額で3,150円。これで家族もカバーですよ。念のため、重要事項説明書を見てみると……実体は損害保険ジャパン日本興亜の保険なんですね。被保険者の説明を読んでみると、被保険者とは
- 被保険者本人=カード会員本人(20歳~69歳)
- 被保険者本人の配偶者および本人または配偶者と生計をともにする
- 同居の親族
- 別居の未婚の子供(ただし婚姻歴の無い人のみ)
とのこと。いわゆる扶養家族状態な人なら大丈夫そう。ただし、別居の子供で「離婚しちゃったけど別居で独立」なパターンは駄目なんですね。
となるとこれでいいじゃないですか。JCBカードなら何枚かありますよ(……とVIEWカードとツタヤカードとラゾーナと横浜市交通局のカードを取り出す……)。あれ?でもだめなんですね。保険のトップページを見ると、申し込み対象カードについて記載があります。見てみると
- カード番号の最初が354または355で始まるカード
が対象とのこと。具体的には
残念ながら手持ちのカードはすべて番号が違いました。JCBと提携はしていますが、発行元が違うってことですね。
おそらくですが、利用に応じてJCB本体が運営するポイント(OkiDokiポイント)が付くカードはいけそうです。下記のページで契約できそうなカードがあれば、カードを作ってしまうのも手かもしれません。
- 参考/トッピング保険 自転車プラン重要事項説明書
- http://www.jcb.co.jp/life/toppinghoken/setsumei_life.pdf
朝日火災/自転車の保険
朝日火災というところが自転車用保険を出しています。こちらはタイプが2つあり、年額3,980円のものと、4,980円のもの。高い方は通院保険が日額1,400円、それも通院、入院とわず上限1,000日までカバー。また、賠償責任の保障が上限1億円なのと、国外でのけがや事故まで補償するというのが大きな魅力です。示談交渉サービスもついているようです。
ただ、前述のJCBのものにくらべると1人あたり安くても約4,000円と、家族全員をカバーとなると高く付くのが難点。
イオンの自転車保険
こちらはイオン少額短期保険株式会社が出している保険で、年額3,550円、個人賠償責任保険が上限1,000万円、傷害通院は4,000円/日で上限30日まで。あと、特徴的なものとしてひったくり損害保険というのがついています(上限額5万円)。
傷害保険とひったくり保険は被保険者個人のみが対象ですが、個人賠償責任保険は重要事項説明書によると「配偶者等が終われた賠償責任を被保険者が負担されたことによる損害を含む」、すなわち、家族が自転車で人にけがをさせたことで、自分が支払いをすることになった場合もカバーする、というもののようです。ただ、1家族あたり1契約、支払い上限は1,000万。これをどう取るかは判断が難しいところですが、適用範囲が家族にまで広げられているのは悪くないですね。
ちなみに65歳を越えると年齢に応じて年額が上がっていきます。最終的には85歳~89歳は9,930円/年になります。
セブン&アイ/自転車向け保険
セブン&アイホールディングスも自転車保険を出していました。実体は三井住友海上の保険ですね。
賠償責任保険は上限1億円、交通事故での死亡保障は400万(後遺傷害も同じ)。入院は日額6,000円で、手術を受けると入院保障の5倍または10倍出るというもの。保障は結構しっかりしていますし、料金体系も1人から家族まで4パターン。本人や子供1名の場合は年額4,160円。夫婦は5,940円、家族だと8,780円です。
どれにするか
自分は、やはり保険料と保障のバランスでJCBカードのトッピング保険にすることにしました。使えるJCBカードが無いので、JAFの会員証とセットになるタイプのカードを新規で申し込みます。

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*1:未婚の方や子供さんがいらっしゃらない夫婦の場合は金額に対する感覚が違うと思うので、そこはまぁ流しておいてください。色々あって節約しなければいけない時期ってのがあるんです……。