なんか「ブログ辞めます」とかそういうエントリーとか「ブログとか文才ないので」とかいろいろ気持ち悪い。
そもそもウェブログの略称であるブログ。ログってなんだか知ってます?ログですよ。記録ですよ。日誌ですよ。果ては「丸太」ですよ*1。ログハウスって言うでしょ?(笑)。文才とか、書く意味とか、読み手がどうとか関係なく書きゃいいんですよ。なにかの記録を淡々とつけていって、その集積された記録が後にひとつの価値としてまとまるのがログなんですよ。
その辺を無視して「ストーリー」やら「心に訴える」やら「すぐに結果が出る」やら……気色悪いったらありゃしない、ってやつですよ。
せっかくこういうのを簡単に書き残せる環境が敷居の低い状態で普及してるんだから、好きに自分のノリ、ポリシーで書けばいのに、「世の中一般ブログってのはこう」みたいな勝手ルールをでっちあげて、挙句の果て「自分はそれには適合しない」的な判定くだしてやめますとかわざわざ「辞めるって言ってるブログ」で表明。気色悪い。
辞めるなら黙って消えればいいんですよ。気色悪い。

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なんでしょうね。こういう「稼ぐ」ってのがブログの目的となりはてる風潮が、せっかく書くネタを持ってる人の気持ちを折るんですかね。稼ぐは副次的なものであって、本来稼ぎと関係無かったはずのものを稼ぎ目的でやっていったら、そりゃ難易度上がって普通の人は挫折しますよ。
一部の特殊な、or ラッキーな人の結果だけ見て真似るとか、ホントバカ。
*1:元々船乗りが船の速度を調べるのに丸太を海に投げ入れて、流れる速度で船速をはかり、さらにその記録をつけたことで「航海日誌」的な意味合いになったのが記録としてのログの始まり。今ではコンピューターシステムの動作記録なども全部ログって言いますが、元々はいわゆる「丸太」のログのことなんです。これ豆知識ね。