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日常茶飯事とお仕事と

24年ぶりにプラモを作ってみた(陸戦型ガンダム)

24年ぶりにプラモデルを作ってみました。バンダイのプラモデル(笑)。最後に作ったのは、確か高校卒業前くらいの「ジムコマンド」。これもガンプラですね。敢えて塗装を標準色と違うものにしてみるという遊び方をしていました。今回も色を変えて、「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 Vol.01 [DVD]」に出てくる陸戦型ガンダムを作ってみました。

そもそも売ってない……専門店へ

まず、何が驚きかって、プラモデル売ってないんですよ。というか「おもちゃ屋さん」が無いんですよおもちゃ屋さんが。仕方ないので、ららぽーとに入っていた文教堂Hobbyへ。陸戦型ガンダム1,500円が1,200円になっていたのを、さらに株主優待で5%引きで購入。

HGUC 1/144 RX-79[G] 陸戦型ガンダム (機動戦士ガンダム 第08MS小隊)

HGUC 1/144 RX-79[G] 陸戦型ガンダム (機動戦士ガンダム 第08MS小隊)


塗装もやりたいのでこんなものも購入。

万年 MIX筆セット スペアー (300)

万年 MIX筆セット スペアー (300)

クラフトツール 調色スティック 2本セット 74017

クラフトツール 調色スティック 2本セット 74017

実はこの前に、水性塗料も購入して塗り始めたのですが……駄目ですね。時間が無い大人にとって、乾く時間を待つなんて贅沢は許されません。かといって、シンナー臭を家に漂わせるわけにもいきません。仕方ないので、クッソ寒い中、ベランダでの塗装、組み立てとなりました。

今のプラモはすごい

ポリキャップを使ったものは既に20年前からもありましたが、今のプラモデルは

  • 大まかな色でよければ塗装なんて不要
  • 接着剤も不要

なんですね。既にランナー自体が着色されていて、ほぼほぼ無塗装でくみ上げられるようになっています。ちなみに、一緒に買った子供がくみ上げたザクだとこんな感じ。こちらは本体無塗装、接着無しです(マシンガンだけガンダムと一緒にガンメタルで塗りました)。

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たとえばガンダムだと、顔面の「あご」と「目の周り」の赤い部分がはめ込み式になっています。昔は「顔面」で前半分と後ろ半分になっていて、顔の中を面相筆で……とかやっていましたが、今は「目の周りとあごだけ穴が空いた顔面」に、後ろから「赤色成形されたあご+目の周りパーツをはめ込む」だけです。なので赤い部分の塗り分けが不要。塗るとしても、別パーツとして塗っておいてからはめ込むので、境界もくっきりです。

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ただ……自分で色を塗るという楽しみ(+面倒さ)はなくなってますね。

まぁシンナーなんて体に良いわけがないし、かつての自分もそうだったように、そんな、子供が換気とかに十分気をつけられるかというとそうでもないし……。まぁ仕方ないのでしょうね。

最後に写真を載せますが、関節の可動性もすごいですよ。かつて、「関節が乾く前に触ってしまって終了」となった1/100ガンキャノンとか……。思い出して悲しくなるくらい、簡単かつ、柔軟性と強度を持ったおもちゃに仕上がります。やっぱりすごいです。

いざ……塗装、間違える

さて、今回のガンダムですが、ちょっと色を変えて白の代わりに、米海軍機などで使われる「ガルグレー」を使ってみようと思います。鮮やかな白よりも兵器っぽくなるかとおもって。で、ボディの部分は本来の陸戦型ガンダムの色で……。

と思って塗料を購入してきたのですが、なんと、「水性塗料とアクリル系を勘違いして買ってしまう」という大失態。何が起きたかというと、青は水性、その他の色はアクリル系塗料にしてしまい、さらにそれを混ぜてしまいました。何がおきるかというと「だまだま」です。混ざりません。しばらく気づかず、試行錯誤しているウチにガンダムの胸部はダマダマに……。「あっ!」と気づいた時には既に乾きかけていて、仕方ないのである程度塗料を落としてから、昔懐かしい「インディブルー」の光沢青で胸をべた塗りにしてしまいました。というわけで、今回の陸戦型ガンダム、胸部とシールドは光沢青です。鮮やかです(笑)。

ちなみに、昔はアクリル系のMr.カラーはつまみのような独特のキャップで、後に登場した水性塗料はつまみ無しの円形キャップでした。それが今は全部水性と外観が同じになっています。そして近い棚に置かれていたので間違えた……と。皆さんも気をつけてください(普通はやらない)。

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今回、久々の塗装で「こりゃ便利だな」と思ったものは以下の品です。

F-106 逆ピンセット(小) 125m/m

F-106 逆ピンセット(小) 125m/m

まずこれ。逆作用と言われるタイプのピンセット。手を離すと閉じ、押すと開きます。なので細かい部品を塗装する際にこれで挟んで宙に浮かして乾かすなんてことが可能に(上の写真でも同じようなものを使っています)。

Mr.スポイト (5本入り) GT42

Mr.スポイト (5本入り) GT42

そしてこれ。調色用ボトルとスポイト。以前は「万年皿」とよばれる金属製の小皿などを使っていましたが、蓋がついた瓶であればそのまま保存も可能ですし、なによりシンナーが揮発して匂いが充満するのも少しは防げます。また、調色用瓶を1つ、綺麗なシンナー用に用意することで、口の狭いシンナー瓶よりも扱いやすくなります。1つ100円もしないものなので、いくつか揃えておくと便利です。

最後にこれ。ペンタイプの塗料と、墨入れ用のペンです。前者はガンダムの目の部分やカメラレンズなどを塗るのに便利な細いペン。上の方に出していた顔部分の写真でも使ってます。後者は、装甲表面の溝などに流し込んで、筋を入れるためのペンです。筆ペンのようになっている水性塗料。水性なので、アクリル系を塗った上から塗り、はみ出たものはティッシュなどで拭けば綺麗に線を入れられます。いやぁ、便利なものが出てるんですねぇ。

組み立て

で、塗装をしながら組み立て。裏面などもなるべく色を入れるようにしながらなので、非常に時間がかかってしまいました。本当はエアブラシなどを買えればよかったのですが、そこまでの費用は捻出できませんので全面筆塗りです。久々に使う筆。難しいです。泡立ち、ムラ、毛の抜け……こういうところでやはり良い筆を使わないとだめだなぁ、とか実感します。

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ざっくりとランナーのまま塗って、バリをヤスリがけなどして削った部分などは組みながら塗装。

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1/144ってこんなに小さかったでしたっけ……。若い頃と違って、手が震えます(笑)。

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あー、胸部のテカテカなんとかしたいなぁ……あとから水性のトップコートを掛ければいけるかな……。

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というわけで、とりあえずの完成。まだ背中に背負うコンテナとか、大きな銃が残ってますが、一旦本日はここまで。あとは墨入れして終わり。

動かせる範囲がすごい

冒頭で書きました、「今のプラモがすごい」の理由の1つ、可動性がすごいというのはこういうことです。

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こんなことまで(笑)。

ま、なんにせよ楽しめました。久しぶりにどっぷりと集中して何かをやる、というのを満喫出来た気がします。今度はガンダムMkIIとかいってみるかなー(笑)