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DOSコマンド「DIR」の挙動が変わる

別チームの担当の人から嘆き声が上がった。あるライブラリ装置管理ソフトウェアの不具合対応でバージョンアップを行ったところ、DOSコマンドである「DIR」の結果が変わってしまったそうだ。また、それに便乗して、VB6.0のDIR系命令の挙動も変わってしまったらしく、フォルダなどの存在チェックに支障が出てしまったとか。
問題のソフトウェアメーカーに質問しても頓珍漢な答えしか返ってこず、「その場で動作確認してOKとの結果を頂いてますので...」とか逃げ腰になる始末。
ま、おそらくライブラリ装置を利用している業務アプリケーションを改修し、ファイル操作関連をすべてFileSystemObjectあたりにリプレースすれば解決するのだろう。しかし、そもそも、それをせずとも良い、ということでバージョンアップを許可のだろう。だめじゃない。
というわけで、誰か、「DOSプロンプトのDIRコマンドで、親フォルダ、カレントフォルダをあらわすピリオドが表示されないようにする」には、何をどう変えればよいのか、教えてくださいな。ちなみにOSはWindows 2000 Server。


と思ったら、真相はどうやら、ライブラリ装置のインターフェイスを担うソフトウェアライブラリの挙動らしい。この装置を駆動するドライバは、複数の光学メディアを束ねて単一のドライブに見せかける機能を持っている。その機能と、Windowsファイルシステムとの仲介を行うライブラリは、あたかも「私はハードディスクです」といったような挙動をするように作られているらしい。
今回のバージョンアップで、そこのところの動きが若干変わってしまったのだ。おそらく、従来と同じような処理を依頼しても、処理自体はきちんと行っているのだろうが、応答の内容に互換性を持たせ損ねたのだろう。

ま、ハードウェアのメーカーと、その駆動ソフトウェアのメーカーは異なるため、ハードウェアメーカーに文句を言ってもどうにもならないのかもしれないが、しかし、一緒にあわせて売っている以上、適切な品質のサポートを期待したいものだ。