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日常茶飯事とお仕事と

資料

1ヶ月遅れで取引先(今回のプロジェクトでは親会社にあたる)の関連チームからアーキテクチャの基本部分についての資料が出てきた。われわれとしては、初めてまともな資料が出てきた、という感があった。もちろん、本来であればすでに出ていて当然の資料である上、出てこないが故に、こちらで同様の資料を「こうなるだろうな」という推測のもと、作成はしていた。が、やはり当初の役割分担に従って作業を進めるということは、この混乱状態においては面倒でも必要なことだ。
というわけで出てきた資料、もちろんまだまだ練らないといけない部分はあるものの、基本的なアーキテクチャの提案という意味ではよいできのものだったと思う。
が、夜の飲み会で、その資料についてあるマネージャが感じていることを聞いて愕然とした。「そんな基本的なこと、**でも**だって理解できているし、あんな資料は意味が無い」。はぁ。この人も、だめか。たとえそれがある人にとってはあたりまえでも、書面として明文化して、周知させ、プロジェクト全体に従うべきアーキテクチャとして通達することには大きな意味がある。(ある人には)あたりまえだから、意味が無い、それは大きな間違い。ある人にとってのあたりまえが、突然このプロジェクトに投入されたたくさんの人にとってあたりまえか?そういう考え方はまったくできないのか?
いずれにしても、だめだ、という感じが増すだけだった。