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自作ヘルプをVisual Studioに統合(3)

むやみに手探りしても仕方ないので、基本に戻る。一度「Help Integration Wizard」で検索したところ、 http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/dv_vstechart/html/integration_wizard.asp が出てきた。まずはこの手順を追ってみよう。ザックリと訳しておく。文中の「dexplore.hxs」は、適宜自分のヘルプファイルの名前に置き換える必要がある。

  1. Visual Studioで[File]-[New]を選択し、「New Project」ダイアログを表示させる。
  2. 「Project Types」から「Other Projects」を選択し、「Extensibility Projects」を選択する。
  3. 「Templates」のところから、「Help Integration Wizard」を選択、テストコレクションの名称を入力してOKをクリックする。
  4. 「Choose Project Settings」ページから、「Stand-alone Setup Projekt」を選択。対象を選択するドロップダウンリストから「Visual Studio 2003」を選択する。
  5. 「Select Collection Files」ページから、「Add」をクリックし、「Add Help Files」ダイアログを表示。そこで、「\Program Fils\Common Files\Microsoft Shared\Help\1033」フォルダを選択。そこから「dexplore.hxs」をクリックして開く。その後、Wizardがdexplore.hxsを「Source Files」リストに追加する。
  6. Nextをクリックし、「Build The TOC」ページを開く。
  7. 「Plugin Style」グループボックスから「Flat」を選択。最上位ノードが「Help Collection TOC」ツリービューから消える。
  8. 「Insert Node」ボタンをクリック(ツールバーにある)。「New Node」とかかれた青いノードが「Help Collection TOC」欄に表示される。
  9. dexploreを「Exclude From TOC」欄から選択し、「Include」をクリックする。dexplore.hxsの最上位ノード(Help On Helpと表記されている)が、「New Node」と記載sれたノードの下に追加される。
  10. 「Help on Help」ノードを選択し、ツールバーにある「Move Node Right」ボタンを押す。
  11. 「New Node」ノードを選択し、「Properties」ボタンを押す。
  12. dexploreのノードを開き、「/about/about_dexplore.htm」を選択する。
  13. OKをクリックする。「Help Collection TOC」ツリーの最上位ノードにタイトルが表示される。
  14. Nextボタンを押し、「Set Collection Properties」ページを開く。
  15. 「Namespace」欄に「ms.test_collection.en」を入力、終了を押すと、Wizardがヘルプコレクションのセットアッププロジェクトを生成する。
  16. ヘルプコレクションのセットアッププロジェクトをビルドする。

コレに従ってやってみたところ、手順10のところで例外が何度か発生した。無理矢理「継続」で進めるとなんかうまくいく(怪しい...)。上記の手順だと、プロジェクトは通常のインストーラになるようだ。プロジェクトプロパティのパッケージングの設定をちょいと変えると、1つのmsiファイルになった。
このとき、依存関係に関する警告がわんさかでるが、とりあえず無視しておく。