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日常茶飯事とお仕事と

5の倍数伝説

今週、東京に戻ってきた理由は、社が扱っているミドルウェアが、複数アクセスを同時に受けた場合に、遅延を発生させてしまうというもの。この遅延、本当に遅延だけで、処理が完了することは完了するのだが、遅延時間が1分にも及ぶことが多々あるため問題になっている。
で、この複数アクセスというのが曲者で、単一のPCから、ActiveX EXEを使ってマルチプロセスで処理させたり、タスクマネージャで時刻指定して一斉起動したりしてもダメ。あくまで、別のPCから実行しないと再現しない。仕方ないので、メンバー5人で「せーのっ!」とボタンを押すという作業をひたすら繰り返すことになった。
客先提出用の報告書を作るために、100回トライしようという話になったのだが、その作業を行っているうちに、ある法則にみんなが気づいた。なんと...

「遅延が発生するのは、トライ回数が5の倍数になったときだけ」

5回、15回、20回、といった5の倍数目のトライでのみ、遅延が発生している。あと例外として、ミドルウェアが動くサーバーを再起動した直後、1回目はかなりの高確率で発生しているということ。これから分かることは?うーん。なんだかなぁ。ロジカルじゃないなぁ。
100回のトライを行ったあと、やはり、5の倍数以外で発生するのを確認しようという話になった。仕方ないので。再度トライ。しかし、またしても5の倍数。なんなんだこれは?
ところが...79回目で、遅延発生。
しかし、そのあとは発生せず。

ま、1度発生したということで、5の倍数伝説は崩れ落ちたわけだ。しかし、178回のトライで発生した15回程度の遅延すべてが5の倍数回目に発生しているということが仮にランダムな偶然だとすると、178までの番号を振った棒をランダムに15回引いて、全部5の倍数だったということになる。本当か?何もないのか?
ついに真相を知るのは、ミドルウェアの中の人だけとなってしまった。