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日常茶飯事とお仕事と

前職の先輩

先日、職場にメールが。前の会社でマーケティング部門に居た時の先輩というか、お世話になった方から。「転勤で大阪にきてます。もし大阪にくる機会があったら」.....「きてます!」
というわけで、7時に阪急地下の紀伊国屋前にあるビッグマンという大型ディスプレイの前で待ち合わせ、梅田でのみに。仕事が直接絡まない酒の席というのは、こうも面白いのか、と思ってしまう飲み。多分、相手が綺麗に聞き手に回ってくれたせいだろう。さすが営業。会話はその会社の現状や、自分が転職にいたった経緯、その他のこれまでの出来事など多岐にわたったが、結局、自分のことだけ話した感じは否めなかった。ちょっと悪かったな、と思う。
会話の中で、今の考え方やスタンスについて話したところ、「営業だな」と判定された。営業向きらしい(笑)。どうしようか。いや、実際のところ、大学進学の時点でも、理系の進学クラスにいたにもかかわらず、担任の薦めは「法学部とかどうだ?」だった。実際、もしかして、と思ったのは大学のときのバイト、すかいらーくでの1年半くらいと、ガストでの数ヶ月。そして「どんたく」での1年での経験を通して「人と話すことは楽しい」ということには気づいていた。そして、就職したときも、配属先に関する面接でいきなり言っている。「技術営業というような職種でもやってみたいと思う」。結局、会社の方針としてはそういう方面に投げ込まれることは無かったが、社内公募を利用して自分から最後の1年を異部門(それも苦手な超最先端の電気関連部門)のマーケティングに異動した。まったく知識が不足しているジャンルだったが、1年を通して、1億を超える機器の説明を展示会で行ったり、客先でのデモや海外顧客相手の商談に同席させてもらう機会に恵まれた。また、社内の上層部を相手にしたプレゼンテーションを通して、プレゼンテーション技術についても(基礎的な部分については)知識を身に付けさせてもらった。
確かに営業的な能力があるのかもしれない。しかし、妻からも指摘されたのだが、「押しが弱い」確かに。それが最大の弱点か。克服しようとはしているが、相手の立場や自分の立場、将来の位置取りを考えたとき、つい弱いスタンスを取ってしまう。これは克服しないといけない。
考えさせられる。何事も経験、すべてはプラスに転じるはずというのが信条とはいえ、その過程は必ずしも楽勝ではないはず。ここが勝負どころなのかもしれない。
焼酎を6杯ほど飲んだところでお開きにした。時間は11時前。心地よい飲み会だった。心地よい会、学生のころはそれを提供することで喜んでいたはずが、最近は流されていたように思う。今日は十分にサービスしてもらった気がする。次はこちらが聞き手に回らなければ。