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日常茶飯事とお仕事と

飲酒スタイル

最近よく思うのが、飲み会で「これ、飲みやすいですね」という意見。特にワインや日本酒、焼酎に多い。これはなんだろう?飲みやすいかどうかが選択の基準になっているのか?いや、そうでなない。結局、「おいしい」と思ってお酒を飲んでいる人というのが少ないのだと思う。もしくは、そもそも「モノの味」というのが判らなくなっているか。
ことお酒の場合、飲まなければならないシーンというのが多く、だったら「飲みやすいほうがまだいいよね」という事になっているのではないだろうか?酒にも味はある。おいしいモノもあれば、まずいモノもある。甘いものも辛いモノも酸味があるものも有るし、舌にまとわりつくような重いものや、水のように軽いもの、香りが良いモノやイヤな香りのものなど、いろいろある。そういうのを素直に評価すればよいのに、結局、「自分の体内に入れやすいかどうか」というところでしか評価できていない。いや、そもそもその程度の評価しかする気も必要もないのだろう。
結局「飲酒スタイル」を演出するための道具でしかない、ということなのか。いわば、葬式の喪服みたいな。なぜ黒なのか、なぜ喪服なのかということではなく、「着なきゃいけないから」という理由で選択されるスタイル。そこに本人の意志はない。でも、どうせ着るなら「夏場は涼しい方がいいなぁ」「どうせ長く使うんだから、腰回りはアジャスター付きがいいなぁ」と、本来の用途以外のところへのこだわりは結構あったりする。

いや、私もアジャスター付きですけどね。