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日常茶飯事とお仕事と

グラフィックカード交換(GeForce GTX960→RTX3060)

先日書いたこちらの続きです。

www.backyrd.net

ASUS製シングルファンモデルのRTX 3060購入

購入はAmazonで。土曜日に注文して月曜の午前に届きました。

ASUS PH-RTX3060-12G-V2到着

開封して手に持ったサイズ感はこんな感じ。長さは無いのですが、分厚いです。一応2スロットとなっています。

youtu.be

背面はディスプレイポートx3、HDMIx1。これまではDVIポートでディスプレイに繋いでいた上、現在使っているディスプレイはDVIとD-Sub15ピンのコネクタしか無い古いものなので、DisplayPort/DVIのケーブル2本も購入しました。

取り付け

ミドルタワーPCを使っているので、背面ケーブル類を全部外してラックから引っ張り出し、カバーを外します。ついでに外装周りに掃除機を掛けて埃落としも(内部に掃除機をかけるのは避けた方がいいです。静電気などが起きやすいので壊れます)。写真はGTX960が付いている、換装前の状態。

GeForce GTX960が取り付けられた換装前状態のケース内

背面ブラケットのネジを外し、PCI-Express x16スロットの爪を動かしてGeForce GTX960を外します。

GIGABYTE製のGeForce GTX960グラフィックカード。7年間お疲れ様!

さて、新しいグラフィックカードの取付ですが、事前に気をつけないといけない事があります。

  • 背面ブラケットの透明保護シールを剥がす
  • カード背面(ファンが無い方)の透明保護シールを剥がす
  • カード側面の透明保護シールを剥がす

これを忘れないようにしてください。私がこれまで使ってきたグラフィックカードにはこんな保護シール貼られていませんでしたが、このASUS製のものは丁寧に保護されていました。こういうフィルム、剥がさない人がいますが、この手の部品の場合、利用によって高熱になるため、下手すると溶けたり異常を来すもとになるかもしれませんので、剥がした方が良いと思います。

で、PCI Express x16スロットに……と思ったのですが意外な伏兵が。予備で挿していた、PCI Express x1スロットのLANカードと干渉します……。

PCI Express x1スロットは使えなくなりました

これ、今のマザーボードだと改善されているのかもしれませんが……。言ってもこのマザーボードは10年以上前の製品で、こんな分厚いグラフィックカードが出ることなど想定されていなかったのかもしれません。幸いLANポートはマザーボードに付いているものが問題無く使えるので、取り外しました。

取り外したLANカード

このLANカードは前のマザーボードが不調になった際に、ネットワーク周りの挙動があやしくなったことで購入したもの。これは予備パーツストック行きとしましょう。さて、本命のRTX3060取り付け。思ったよりカードが重かったので、前のGTX960ではブラケット1つのネジ1個でホールドしていたのが、今回はネジ2個で留めないと不安な感じです。ネジをしっかりしめ、PCI Expressスロットの爪も締まっていることを確認し、8ピンの電源ケーブルを接続します(うちの電源ユニットは6ピン+2ピンの分離式になっているので、2ピンをくっつけるようにして電源コネクターに繋ぎます)。

GeForce RTX3060取り付け完了

動作確認

背面のケーブル類を全部接続しなおし、ディスプレイのケーブルも新しいものに差し替えた状態で、あらかじめインストールしておいた3DMark(デモ版)を走らせてみることに。まず、事前にGTX960で取ったスコアがこちらになります。

GeForce GTX960 + Corei7 4770 3DMark Score
  • Total Score: 2,393
  • Graphcs Score: 2,263
  • CPU Score: 3,552

次にこちらがGeForce RTX3060でのスコア。

GeForce RTX3060 + Corei7 4770 3DMark Score
  • Total Score: 7,375
  • Graphcs Score: 8,707
  • CPU Score: 3,951

CPUのスコアが上がっているのはCPUに依存する割合が減ったことによるものか、たまたまか……は判りませんが。とりあえずグラフィックスコアは3.25倍。まずまずの結果ではないでしょうか。3060のスコアはだいたい8,500ぐらいが普通のようなので少し低めの結果ですが、こうなると足りていないのはCPUのスペックでしょうね。

ゲームで試してみる

普段やっている「原神」と「APEX Legends」の動作を見てみました。原神はもともとそこまで高いスペックを要求するゲームではないのですが、グラフィック系設定の「異方性フィルタリング」が唯一、MAXまで上げられるようになっていたので設定を変更。そして動作をみてみたところ、1つ体感できたのが「たまに起きていた引っかかりがなくなった」という点。これまでは、数十秒から1~2分に1回程度、少し動きがガクッとなる場面があったりしたのですが、それが無くなった印象です。これまでも画質設定はかなり高めでプレイしていたので、恐らく2GBしかメモリーの無いGeForce GTX960にはかなり無理をさせていたのでしょう。それが無くなりました。

一方APEXはというと……アンチエイリアシングの設定を「ナシ」にしていたのを設定有効にしたり、ほぼほぼMAXまで設定を上げたにもかかわらず全く問題無く動きました。また、こちらもたまに「ガクガクっ」となっていたのが無くなりましたね。まだそこまで試していませんが、快適になったことは確かです。

で、どちらも試して思ったこと……

「さして劇的な改善が感じられない!!!」

なんというか、GeForce GTX960のコストパフォーマンスがいかに優れていたか、ということを逆に改めて実感させられる結果になりました。あと、こうなるとボトルネックはCPUですね。ただ、15年前のCPU交換となると、マザーボードからの一式交換になります(CPUを嵌めるソケットの形も変わっているので)。現状の機材はWindows 11にも対応していないので、Windows 11対応も含めて来年辺りに交換を検討しようとおもいます(10万円超えコースですね……)。

まとめ

というわけで7年ぶりに買い換えたグラフィックカードの交換記録でしたが、ベンチマークスコアこそ3倍になっているものの、ゲームにおいてはそんなに劇的な改善が見られなかったというのが正直な感想です。ただ、この先5年以上遊ぶとなると恐らくこれくらいのスペックが最低要求ラインになってくることは間違い無いと思うので、安定稼働のための投資、ということで悪くない選択だったかと(ここで1060とかを選んでいたら、数年で不安になっていたかもしれないし)。

幸い、原神のプレイ動画でのYoutube収益化なども動き始めましたし、多少はお小遣い稼ぎができるようになったので、そのご褒美ということで良しとしましょう。

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