- Windows Defenderを更新する
- 状況変わらず、Windows Update Agentを手作業で入れる
- 参考:エラー 80072EFEの対応策について触れているサイト
- 参考:Windows Defenderを更新しなかった場合
古いVMware Workstation用の仮想PC(Windows7)を久々に起動し、Windows Updateを試みたところエラー「80072EFE」が発生して更新に失敗しました。この仮想PC、2014年からそのままだったもの。流石に古すぎだろうという感じですが、まぁそういうこともあるということで(作業やテスト環境で多数の仮想PCを抱えている人だとありがちじゃないかとおもいます……)。
このコンピューターで利用できる新しい更新プログラムを確認中にエラーが発生しました。
エラー:コード 80072EFE Windows Updateで不明なエラーが発生しました。
この際の対応記録です。結論から言うと、Windows DefenderとWindows Update Agentを手作業でダウンロードして更新することでエラーは消えました(Defenderの更新が必要だったかどうかは判りませんが、やった方が良いと思います)。ただ、このエラーはネットワークの不調などでも起きるようなので、まずはネットワーク接続等を確認、問題無いようであれば下記の内容を疑って下さい。
Windows Defenderを更新する
とりあえず通知欄に「Windows Defenderが古い」と出ているのを確認。ネット越しのアップデートの前にセキュリティ確保が必須である可能性があるため、まずはこの問題を解決します。
こちらも自動更新を試みたのですが、>
定義の更新ファイルをインストールできません。エラーが見つかりました: 0x800b010a 証明書チェーンを、信頼されたルート機関として構築できませんでした。
仕方ないので、トラブルシューティングのヒント、とあるリンクからマイクロソフトのWebサイト( https://www.microsoft.com/en-us/wdsi/defenderupdates )に飛び、Windows Defenderの最新版を手作業でインストールしました。
- Security intelligence updates for Microsoft Defender Antivirus and other Microsoft antimalware
- https://www.microsoft.com/en-us/wdsi/defenderupdates
サイトの下部にダウンロードリンクがあります。今回はWindows7なので、「Windows Defender in Windows 7 and Windows Vista」というところにある32bit/64bitどちらか、アップデート対象のWindowsにあったものを選択、ダウンロードして実行します。
実行すると、Defenderに関する通知が「Windows Defenderによるコンピューターのスキャンが必要」に変わりました。とりあえずセキュリティソフトの更新と導入は完了ということで。改めてWindows Updateを再試行します。
状況変わらず、Windows Update Agentを手作業で入れる
残念ながらWindows Defenderを入れ直してもWindows Updateの状況は変わりませんでした。エラーコード「80072EFE」についてはいくつか対応方法を説明してもらっているサイトもあるのですが(後述)、まずは以前自分で同じような状況に陥ったときにやった手を試してみることにします。
内容は、Windows Updateを行うソフトウェア、Windows Update Agent自体を手作業で入れ直すというものです。アップデート処理自体も数年経つと新しくなっており、Windows Updateを行う処理そのものが更新されないと、新しいUpdateサーバーとのやりとりに失敗することがあります。普通に利用しているWindowsであれば、「新しいUpdate処理が配布されたよ」という通知で自身を更新することができるのですが、Windows Updateの処理自体が数世代変わってしまうと自動更新すらできなくなるんですね。
Windows Update Agentは、下記のマイクロソフトページからダウンロードできます。
上記サイトの「Windows 7 SP1 および Windows Server 2008 R2 SP1 用のスタンドアロン パッケージ」という見出しの段落にある「サポートされているすべてのバージョンの Windows 7 SP1」をダウンロードして実行すれば、Windows7のWindows Update Agentが更新されます。このとき、32bit版であれば「x86ベース」、64bit版であれば「x64ベース」と書かれているものをダウンロードするようにしてください。
これで、とりあえずUpdate自体のエラーは消えました。が……さすがに8年分のアップデートの確認、「更新のチェック」を行っても全く終わりません。かれこれ3時間ぐらいこの状態が続いています。ただ、最初はすぐにエラーで停止していたので恐らく上手くいっているのではないかと。
結果は後日、追記したいとおもいます。
参考:エラー 80072EFEの対応策について触れているサイト
参考:Windows Defenderを更新しなかった場合
試しに、VMware Workstationのスナップショットで元に戻し、Windows Defenderを更新せずにWindows Update Agentの更新を試してみたところ下記のようになってしまいました。
- Internet ExplorerでWindows Update Agentをダウンロードしようとする …… そもそもMicrosoft のサイトを開くことができませんでした(他のサイトはアクセスできる)。
- ChromeをインストールしてChromeからダウンロードしようとする …… インストーラーを「名前を付けて保存」としてみたところ、危険との警告が出ました(それでもダウンロードは可能)。
やはり、Defenderを最初に更新した方がいろいろと円滑に作業が進むと思います。