個人用の記録と愚痴です。
2019年に担当した新人研修、自分がいない日に、いろいろ問題をおこしてくれちゃった課長氏が代理でVBAプログラミングの成果物についてレビュー指摘を出してしてくれました。しかし、内容があまりにあまりだったので、後追いで新人にメッセージを書いてフォローすることに。その時に出したメッセージが発掘されました。消すのもなんなのでメモしておきますw
登場するSさんについては既に4月の時点でいろいろとマズい立ち回りが目立っており、新人達もなんとなく違和感を抱えていました。Sさんを非難するような文章になっているのはそのためです(あまり良い事ではないのですが)。
送ったメッセージ
SさんからそれぞれのVBAプログラムについてコメントがついていますが、改めて説明しますので、成果物は後日見せてください。
Sさんの説明に出てくる単語はまだ説明していないことや紹介していないことが多く、わからない部分が多々あると思います。順を追って説明を受けて理解すれば問題ないので、焦らなくてもいいです。Sさんの説明は、いろいろすっ飛ばして一足飛びに先に行こうとする傾向があるので、多分、分からないということや付いていけないといことを考え始める人が出ると思い、メッセージを書いてます。
プログラミングは正解が無い作業で、また、一気にきれいなものができるようになるものではありません。失敗や、もっとよくできた、という気持ちの積み重ねが将来の自分の知識を作り上げていくので、現時点であまりきれいにできなかったり、速く作ることができなくても問題ありません。むしろ、今十分に時間をかけて試行錯誤したり、自分の作ったものと先輩の作ったものを見比べたりして考える時間を持った方が将来伸びます。
ちなみに、まだきちんと説明をこちらかしていないのに登場している単語や補足が必要な単語は以下の通りです。
- メソッド = 現段階では「関数」と同じと思っておいても大丈夫です。厳密には少し違うのでいずれ。
- PG =プログラム。この略し方は「しないほうがいい」。理由は後日。
- 予約語 = プログラミング言語の命令として既に使われている名称。変数名とかにはできません。
- コード = 文字コードなどのほかにもプログラム文そのものを指します。
- インデント(本の中で出てきているかもしれない)= 段落や段落を作る空白、タブのこと。
- CStr、文字変換関数 = 後日説明します。
ではでは……。
何がダメなのか
下記の2点が目立ったので、新人に対する悪影響が大きいと判断して慌ててメッセージを送ったのを覚えています。
- 初めてプログラミングをする実習の後のレビューで、処理速度やらなんやら、いろいろ「先の」指摘をしてしまっている。
- 文章や話の読み手、聞き手のことを考えておらず、内容的に伝わっていない。
このS氏ですが、入社数ヶ月の新人に「自分はこれまで設計書なんてマトモに書いたことがない」と言ってのける人で、実際にこの人が書く設計書を後に見ることになるのですが酷いものでした。日本語として成り立たない文章。日本語として成り立っていないものなので、当然ロジックを文章で書いても「対象を一意に特定できない曖昧な表現」の乱発で非常に読みづらく、抜け漏れ多数……等々。とにかくひどいものでした。
全体的に、読み手や聞き手の立場や視点を考慮しない内容が多いため、新人が知っているか、理解できるかということも当然のように考慮せずに話したようで……。結局その時間は理解できないまま過ごす時間として無駄になったうえ、補足説明の時間までかかるという無駄づくしが発生してしまいます。
相手は自分が使う言葉について理解できる基礎知識をもっているのだろうか、という意識は、新人や教育の場だけでなく、顧客と対話する場合にも、いや、むしろ顧客や外部の方と話したりやりとりする際に普通に持つべき感覚だとおもいます。普段の仕事で顧客に対しても「判る説明」ができない人が、下手をすると顧客よりもITについて素人かもしれない新人に対して判る説明が出来るはずがありません。
こういうところ、このS氏を教育担当の上長として配置するあたり、会社自体が全体的に違和感や危機感、問題意識を持っていないという事の表れなんですよね……。辛い。