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日常茶飯事とお仕事と

顧客向けに書こうか迷った仮想サーバーの説明

仮想環境で動くミドルウェアがエラーを吐く問題について、会議でメーカー側がエンドユーザーの知識とかを考慮せずに説明しまくってるので、議事録にちょっと補記しておこうかな……とおもってやめた文章のメモです。

仮想コンピューターとパフォーマンス: 仮想コンピューターは、高性能なサーバーコンピューターの中に、箱庭のように擬似的なコンピューターを複数作り、その中でWindowsやデータベース、アプリなどを動かす技術です。仮想コンピューターの利用には、運用コスト低減や柔軟性の確保といったメリットがあります。しかし、擬似的な環境で動くWindowsの性能が、疑似コンピューター自体だけではなく、疑似コンピューターを動かす外側の高性能サーバーコンピューターの性能や状態にも左右されるため、単純には性能測定や比較がしづらく、改善方法も多数あるため適切な対処法選択の見極めが難しいといった問題もあります。その中で、仮想コンピューターに割り当てるメモリー量を増やすという方策は、比較的低コスト/低リスクで効果が大きい、妥当な方策の1つと考えられます(ただ、メーカーからも説明されていたように、それで確実に問題が解決されるとは限りません。あくまで手段の1つです)。

正しい説明かどうかというより、メモリー増設を進めるメーカーの意見に納得してもらう足しになれば……という視点の文章です。

VMを使うという選択は、おそらくエンドユーザーの実務部門ではないところで決定されているとおもうので、エンドユーザーを含めた打ち合わせで「仮想サーバーが」「ヴァーチャル環境が」とか言っても「それが何か影響するのか?」という疑問を持たれたまま、質問も出来ない雰囲気で会議が進行しちゃうんですよね……。

横で聞いていて、その雰囲気をヒシヒシと感じたので書こうかな……と思ったのですが、まぁ議事録に書くことではないな、と思って削除しました(我々は協力会社としてSIerのサポートに入っている立場だったので、あまり出過ぎた真似もできないし)。