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副鼻腔炎手術記録(4)手術

下記の続きです。
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手術準備

入院二日目、今日は朝も昼も夜も抜きということで、起床と同時に空腹との戦いが始まりました。まじできついです。
午前中に検温、血圧、血中酸素の測定があり、そのあとすぐに点滴を接続する針が左上で刺されました。

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点滴の針が刺さった腕

点滴の針には透明な管が接続されていて、この写真のように結構ぐちゃぐちゃと飛び出しています。なので、

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点滴針をネットで保護

こんな風にネットをかぶせてもらって引っかからないようにしてもらいました。この針は退院日の午前中まで刺したままだそうです。このあとすぐに脱水症状防止のための点滴が始まりました。

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手術前の点滴

手術は12時半くらいからということになったようで、それに合わせて家族到着。耳鼻科の手術の場合、この病院では家族のスタンバイは必須だそうです。おそらく全身麻酔で当人の判断が行えない状況になった場合、処置や治療の方針を判断、許諾するためだろうな……と思いました。ま、実際、0.1~0.5%の割合で眼窩や頭蓋へのダメージという事故が起きることがあると言われていたので仕方有りません。
点滴が終わった時点で、昨日買った使い捨ての紙パンツに履き替え、病院から渡されるパジャマに着替えました。また、ふくらはぎなどの血行が悪くなることを防ぐ、非常にきつい膝までのソックスをはきます。これで準備完了。

手術室へ

時間が来ると看護師さんが呼びに来てくれ、そのまま点滴のホルダーを転がしながら一緒に手術室に歩いて行きました。歩いて。歩くんだ……

手術室は金属製の扉で仕切られ、中は通路も部屋も非常に広いです。少し受け付け的な場所で待たされ、しばらくすると部屋に案内されました。歩いて。歩くんだ~。へぇ。

中はよくある複数のライトがついた円形の照明と、手術台。手術台はT字になっていて、両腕を広げた状態で仰向けに寝るように指示されます。上着は脱いで。そのままで手首が固定され、点滴が別の薬に入れ替えられ……。ここから、点滴に麻酔薬が注入されました。数秒は意識があったのですが、「ふっ」と意識が飛んで……。終わりです。

手術終わり

当初3時間半程度と言われていたのですが、実質4時間ほどだったらしく。さらにその後、麻酔から覚めるのに時間がかかったようで、時刻は17時頃になっていました。麻酔が切れて手術台上で目が覚めると、なにやら周りが慌ただしく動いています。とりあえず眼球、周囲の視界、大丈夫。首……動く。一番怖かった目や脳への事故はなかったようですね。無事終わったことを医師から告げられ、副鼻腔から摘出したポリープが入った小瓶を見せられたのですが、少しぼんやりしていてなんだか分からない。

そのままベッドに移動させられ……たのかな?よく覚えていないのですが、なんか天井を見て少し笑いながら病室まで搬送されました。その間、ずっと気になっていたのは「尿意」。

どうやら手術中は呼吸も止まるらしく、気管には人工呼吸の管を。また、尿はそのまま排出されるそうなので、尿道カテーテルを挿入されて、尿が強制排出されているらしいのですが……具合がわからない。なにがどうなっているのか見ることは出来ないのですが、ただ、ものすごい尿意がある。でも、これ、出して良いのかどうか分からない。そんな感じで我慢しつつ病室に行き、看護師さんに尿意のことを言うと想定通り「そのまま力抜いて大丈夫ですよ」……。えー……。恐る恐る力を抜くと徐々に尿意はきえていきました。

病室では、壁に取り付けられていた酸素のコネクターから酸素マスクが接続され、それを口に当てられます。また、鼻には予定通りなんかものすごい詰め物が。痛いというか苦しい。突っ張った感じ。身体は……動かして良いのかどうか分からない。カテーテルってどんな風に接続されているのか、動いて良いのか……わからない。そんなウチにだんだん腰が痛くなってきた。寝返り打てない。腰痛い……。あと、両方の鼻が完全に詰められているので、唾を飲み込むのも苦しい。あと、喉の奥に血が落ちていくのが分かる。ティッシュを箱で持ってきておいてよかった……。

そんなうちに3時間が経過(めちゃくちゃ痛かったです。腰が……)。点滴は止血剤の黄色い液体に変えられていて、それが常に注入されています。

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止血剤の点滴

このあと、尿道カテーテルを取り払い、地獄のトイレが……

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