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日常茶飯事とお仕事と

情報処理学会の教育カリキュラムやその他雑感

Facebookで新人教育に関する情報交換(ってか議論)がありまして、その中で情報処理学会が作成している教育用カリキュラムの情報があったのでとりあえず自分用備忘録を兼ねてメモしておきます。
仕事でやっている教育関連の作業に、何かしらのエッセンスを取り入れられるとよいかな、とか思うのですが、なにぶん、モチベーションが地を這うような状況でまだ開いても居ない状態です。

www.ipsj.or.jp

当のFacebookでの議論、上記のような良い情報も少しはあったのですが、全体を通してみると正直うんざり。どちらかというとベテラン勢が集うグループで「新人をできるプログラマーにするには?」的なテーマだったのですが

  • 適当なエディターと基本構文を教えて何か作らせる。
  • まずはタッチタイプから。

とか、なんというか気合いと根性系のくだらないアイデアがから、学歴(というかジャンル)によって教え方が変わるので一概には言いづらい、といったまともな意見までいろいろ。ただ、全般的に「職人は見て学べ」「10年は下積み」的な発想に近いものを感じ、やはり「この人たち教えるの下手だろうなぁ」という印象を全般的に抱いてしまって非常にがっかり。もうちょっと有益なアイデア/ノウハウや話が出てくるかと思ったのですが、ただの「昔はこうだった」「自分たちはこうだったからおまえたちもこうしろ」というオッサン共の雑談でした。こういう人たちが若手の芽を伸ばしきらずに使い捨てちゃうんだろうなぁ、とか思いつつそっと議論から抜けました。

教えるスキルを全員が均一に身につけろとは言いませんが、やはり「相手の様子を観察して理解の程度を測る」「態度や応答というフィードバックを得て、対応方法を微調整する」といった行為は教育に限らず基本のコミュニケーション術だとおもうので、せめて、10年20年仕事をやってる先輩方はそれくらいは身につけて欲しいと思うところです。