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日常茶飯事とお仕事と

自分の人生の転機

「わたしの転機」をお題に書くキャンペーンがあったので書いてみますね。

最大の転機は……親戚のお兄さんが高専に行って、当時NECが発売していたパソコン、PC-8001を買ったのを見せてもらったことですね。あれが無ければ今は全く違った人生になっていたと思います。

当時、1980年ごろだったとおもいますが、お兄さんの家に伺った時に、友人たちと、キャラクターベースのパックマンのようなゲーム(トランプのハートやスペードのような記号がパックマンのモンスターになっていたりする)に興じているのを見せてもらいました。その時、彼らの一人が「これがファンクションキーといってね」という説明を始めたところ、別の人が「そんなこと言ってもわからんやろ」的な突っ込みを入れたことまで覚えています。それくらい些細な発言すら今だに記憶に残っているくらいのインパクトでした。

その後、NHKの教育テレビ(今のEテレ)で「マイコン入門」なる放送が始まります。それを親が見つけて、見てみるか?と言われて見始めました。

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当時のテキスト、今も取ってあります。

PC-8001を見せてもらってから、パソコンというすごいものがあるという話を小学校で周囲に話し、周りの友人はどんどんパソコンを買ってもらっていきましたが、うちは買ってもらえませんでした(親に、遊びにしか使えないであろうということを見抜かれていたのと、非常に高価なものだったため)。なので、パソコンは持っていませんでしたし、最終的にパソコンという形態のコンピューターを買ってもらったのは大学入学時ですが、それまでの間、店に展示されているものを使わせてもらったり、友人のパソコンを使わせてもらったり、かなりあちこちに迷惑をかけながらいろいろ体験させてもらいました。で、最終的に情報工学のコースに進み、今の仕事に就いています。

あの時PC-8001を見ていなかったらコースはもう少し違っていたでしょうし、無理して苦手な数学、物理がメインの工学部には入らなかったと思います。結果、今の友人関係や、結婚相手や、子供たちとも出会うことはなかったかと思うと、人生、何がどう影響するかなんて全く予測できないなぁ、と痛感します。

というわけで、私の人生の転機は1980年頃のPC-8001との出会いですね。


#わたしの転機

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