最近、あまり人が作ったものに対して厳しい意見を思ったり言ったりすることがなくなりました。なんというか、いい歳した大人がある程度の時間をかけて考えたものに対して、あまり厳しいことを言うのもアレな~、って感じで。正直、対立も面倒だし指摘もエネルギー使うし、それをやったからと言って誰かに評価されたり感謝されることも少ないし、ってのが実際のところ。
そんな状況なので、こういう本で少しリフレッシュしてみるのも良いのかもしれません。
Discussing Design: Improving Communication and Collaboration through Critique
- 作者: Adam Connor,Aaron Irizarry
- 出版社/メーカー: O'Reilly Media
- 発売日: 2015/06/17
- メディア: Kindle版
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みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド
- 作者: アーロン・イリザリー(Aaron Irizarry);アダム・コナー(Adam Connor)
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2016/07/26
- メディア: Kindle版
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デザインレビュー、設計レビュー的なもので今までの仕事で印象的だったのは、やはり最初の会社。ハードウェアメインの会社だったのでソフトウェアのそれとは少し違うとは思いますが、関係する部署、営業、ハード開発、ソフト開発、製造、サポート部門などから代表者が出てきて、それぞれの観点で製品コンセプトや販売方針に至るまでいろんな観点で意見を出し合う会議。
おかしいものにはおかしい、という指摘をだし、理由を聞き、改善するというプロセスは非常に参考になりました。
残念ながらソフトウェアメインの仕事になってからそうしたレビューをまともにやった記憶はありません。せいぜい、2名~3名くらいで、あまり客観的ではない観点からの意見の出し合い、みたいなのはありましたが……。
上記の本を読んだら少しは何か変わりますかね……。