妖怪ウォッチ、流行ってますね。ポケモンも流行りました。いろんなものが毎年、数年ごとといったペースで入れ替わり立ち替わり流行りますが、そうしたものに対して「流行り物なんて」と冷めた目で見てる自分なんてもかつては居ました。20代の頃かな。
それを40代、50代でもキープしてる「気持ちの若い方々www」、正直厳しいですね。ましてや、それが子供が生まれてまだ幼稚園も行っていないあたりだと将来が心配です。ま、ヨソの家のことなので知ったことでは無いし口を出すべきでは無いのですが、たぶん奥様が大変な苦労をされると思います。ご愁傷様です。うまいことやってくださいね。妖怪ウォッチを買うかどうかで離婚とかマジやめてくださいね(笑)。
流行り物に誰もが乗れというわけではないのですが、大の大人が仕掛けている商戦の根底や基本戦略を見ること無く、外観や「趣味じゃ無いから」という親の理屈ではねつけていると、子供と、子供の相手を日中常に行う母親にしわ寄せがもろに来てしまいます。子供も幼稚園、小学校と年齢を重ねるにつれ、親が予想する以上のペースで論理武装を始めます。そう、生半可な気持ちで何かを強制しても聞いてくれなくなってくるわけです。子供の背後に控えている相手はマーケティングのプロです。大人子供構わずお金を使うよう仕向けてくるプロに、素人が生半可な姿勢で挑んでも勝てるわけが無いのです。
父親は日中仕事で居なかったりしますから、そのしわ寄せは日中、子供の世話をする母親に行きます。日中っても真っ昼間だけではありません。父親が帰宅するまでの時間帯すべてをカバーする母親は、子供が何に興味を持って、何が好きで、周りの子供は何をやっていて、世間では何が流行っていてという話を「知っている前提」で子供に接する必要があるのです。もちろん、母親同士のネットワークも今の流行や子供の興味といった話題で溢れているので、完全にそれを無視するわけには行きません。親同士のつきあいにも影響するわけです。
そこで、父親が「そんなものはタダの流行だ、捨て置け」という態度を取ると……ですよ。自分が興味無いから、子供にも興味を持たせないなんて強制は、きょうび効果を出さないんですよ。子供がそれに対する手は1つ。「父親を無視」です。波平さんみたいな父親が居るのはアニメの中だけなんですよ。アニメと現実混同しないでくださいたのむから。
で、結果、流行に乗って時間やお金の無駄遣いをする子供に反対したり抑制させるためには、子供が一体何をやっているのかを把握しなければ……結局のところ、父親に隠れて遊ぶだけで、何も根本解決にならないわけ。結果、親はある程度子供の遊びに足を踏み込んで、ある程度は一緒に理解し、あるところから先へは行かせないというガードを「同じ土俵」でやっていく必要があるんです。今はね。昔は知りません。今は、親の想像もつかない情報網からいくらでも情報が入ってくるので、子供を井の中の蛙にしておくのはムリなんです。一人の親が何かを隠したところで、無数のネットの仲間が「お前の親は嘘をついてるぞ」と言ってくるわけ。
結局、親が興味無いから子供もやらせない、では駄目なんですよ今のご時世は。やらせないなら親もある程度は一緒に遊んだ上で「これは辞めた方がいい、なぜならば」という理由をきちんと説いてやらないとだめなんです。
だから、そのプロセスをね、今から幼児を育てる人とか子供を育てたことも無い人が頭ごなしに否定するな、ってわけです。知らんくせに。
そんだけです。ちょっと頭来たので書いておきました。
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