Windows Server 2012で、普通のクライアント用Windowsのように写真データなどをサムネイル表示しようとしたり、ビューアーで見ようとしても、フォトビューアー自体が入っていないようです。なので、こんな感じになってしまいますし、アイコンを右クリックして「プログラムを選択」しても、フォトビューアー自体は候補に出てくるものの、起動しません。知らなかった。
どうやらこれは自分で必要に応じて入れる必要があるようなので、やってみました。
サーバーの機能として追加する
フォトビューアーを導入するには、サーバーマネージャーからローカルサーバーを選択し、表示される各種情報の下段の方、「役割と機能」を選んでビューアーを含む機能を選択してやる必要があります。
「役割と機能」の一覧右上、「タスク」というところをクリックすると「役割と機能の追加」という選択肢が表示されるので、それを選んでください。
次に、ウィザード形式で「開始する前に」とか「インストールの種類」とか聞いてきますが、「機能」という一覧が表示されるまで「次へ」で進めてOKです(途中の選択肢では、たとえばファイルサーバーとしての機能などを追加する場合の選択肢が表示されます。今回はそこはスキップ)。
「機能」の一覧が出たら、一覧をスクロールして下の方に「ユーザーインターフェイスとインフラストラクチャ」という項目があります。その中に「デスクトップエクスペリエンス」という項目があるので、チェックをONにしてください。同時に、追加で必要な機能が2つくらいあるというメッセージが出ますが、それもOKで進めてください。
そのまま「次へ」と進めると、確認画面が表示されます。このあたりがさすが最新のWindows Serverですね。再起動が必要なコンテンツのインストールでも、再起動の実施をオペレーターが選択可能になっています。画面上段に「必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する」というチェックがあるので、必要に応じてチェックを入れてください。
初期セットアップ中などであれば別に自動再起動しても構わないかもしれませんが、何かのサービスを本格的に稼働させている最中であれば、うかつにサーバーを落とすわけにいきませんから。
というわけで、インストールが終わるとこんな画面になります。再起動が必要なので適宜行ってください、という趣旨のメッセージが出て終わり。
再起動してみる
とりあえずまだ何もサービス等を提供しているわけではないサーバーなので、そのまま再起動してみます。
結構時間かかりますのでご注意を。で、再起動完了。ログオンしてみると、いつものサーバーマネージャーではなくて、Windows8でスタートボタンを押したときのようなアイコン一覧。そこからデスクトップ表示を選択すると……えっ?…デスクトップエクスペリエンスってのはそういうこと?いわゆるクライアントPCの初期起動時のような設定画面が表示されて、ユーザー画像とかを設定しろと言ってくる…。なるほど、この辺の機能がフォトビューアーとかの機能と一緒くたになってるので、サーバーの初期設定では未導入になっているんだな…。
で、この画面からいつものデスクトップに戻るのはどうするんだよ?ってところで少し迷いました。どうやらWindowsキーで戻れるようです……なんでESCじゃだめなんだよ…。
はい、フォトビューアーでの画像表示ができるようになりました。しかし、Windowsエクスプローラーでのアイコンサムネイル表示はできないようです。これはこれで別の設定かなにかなのだろうか……。とりあえずそこは主目的では無かったのでいったんおいておいて、この作業はここまでにします。
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