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日常茶飯事とお仕事と

疲れるツールを使い続ける人たち

LINEというツールありますよね。使ってますか?私は妻との連絡用にしか使ってません。メールより手軽に発信できて、現時点においてはauのSMSサービスよりも残念ながら即時性に関する信頼度が高いという。

“LINE疲れ”に陥る学生たち 「返信は義務」80%…既読機能が苦痛
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130823-00000500-fsi-bus_all


6月あたりに一緒に仕事した協力会社のお姉さん(知る人ぞ知るあの人ですw)がまさにこれでした。私に「これって既読になりますかね?」と、仕事中に来た友人か同僚からのLINEメッセージの既読状況が相手に知れることを恐れて質問してくる。理由を聞くと、仕事中に読んだと思われたくないとのこと………。


ちょっとまて


あなたを派遣契約で雇っているこちらのことは気にしないのか?


という話はおいておいて(笑)

自分の状態を平気で公開する人たち

今の人たちって、自分の今の状況を広くブロードキャストすることに対する恐怖心とか恐れってのが少ないのでしょうか。実際、ストーカー被害的なニュースなどもよく報道されているというのに、

  • 今何をしていて
  • 今どこに居て
  • 今だれといて

ということを平気で広める。そして、それを伝えることが義務であるかのように振る舞う。もちろんリスク承知の上でやっている人(私とか)もいるでしょうけど、LINEの既読機能や、パズドラの友達登録者に対する「最近遊んだ時間」の通知などもそう。こういうのが知れることで何が起きるかと言うことを考えずに使い始め、使い始めてからそれに気づいても、やめようとしない。

こういうのに気づいた時点で、そのツールを使わないか、利用に自分なりの制約を設けるといった措置をとるべきなのに、それをしない。なんでなんですかね。

形式ばかりの「友達」が原因?

自分の意思でやめられない、抜けられないという状況や環境ができてしまっている、これが一番ありそうな気がします。友達グループがそのツールを軸にしてつながっているので、それを使わない=グループにいられない。または、決まった手順、たとえば「返信」や「応答」、特定のメッセージや絵文字といったものを使わないなどの「イレギュラー」に対しては、仲間はずれや制裁的な措置がとられる。

そういう関係の中に身を置いているのかな?と思えるケースをしばしば見かけます。冒頭に書いたお姉さんもそう。何を悩んでいるのかと思えば「既読にしなければ読んでないということで相手に悪い」という謎の縛りと、「勤務時間中に勤務に関係ないことをしていることがばれるのが怖い」という縛りの両立に悩んでいる。そんなことで消滅する関係ならばさっさと切ってしまえば、と思うのですが、どうも彼らはそういう「つながり」が無いと死んでしまうかのように取り扱います。

それって「友達」なんだろうか?とおじさんは思うわけですが……。

こういう状況を自分の子供たちが回避して上手く乗り切るには、どういう指導をしていけばいいんでしょうね。悩みどころです。自分としては、その程度の無応答や放置くらいでは切れることの無い、「疎」でありながら「強固」で「細く長い」つながりこそが真の友達だとおもうのですが……どうやったらそれを子供たちに教えていけるのか。

答えがわかりません。

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