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日常茶飯事とお仕事と

プログラムの「複雑度」

いまだに大抵のプロジェクトでは「ステップ数」が何の迷いも無く使われているけれど、これって実際の複雑度とはどんどん乖離してきてるから、これだけで「安心」するのは大変危険なんですよね(逆に、ステップ数だけで「危険」と察知出来る場合は、本気で危険だったりするので使えないとは言いません)。

そんなわけで、もう少し客観的に、今時のやり方にマッチした複雑度を持って判断する必要があるとおもうのですが、残念ながらプロジェクトの管理層や品質管理組織の「今時」が90年代止まりだと、エクセルで決まった表を埋めた報告者があがってきたら「OK」ってのが実際のところかと思います。

そういうわけで、こういうツールも必要かな、と。

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こういう風に書くと、大抵、「古典ステップカウント派」からは宗教戦争を仕掛けられるのですが、別に私は否定はしません。ステップ数で数えることの限界とメリット、デメリットを今の状況に即して理解していればいいとおもうのですよ。要するに「A」という文字を英語として読むか、ローマ字として読むか、という「読み方」が共通の基盤として決まっていて、それが現実に即しているならツールの1つとしてステップ数を使うことに何ら異論を挟むツモリはありませんのよ…。

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