自社の新事業がどうとかって話の中で、ちらっとWebアプリケーションの話が出ているのを耳にしました。ですが、こんなニュースも届いている中、いろんなソリューションを比較検討しての選択をきちんとできるのだろうかとちょっと不安になります。今までのブラウザを使ってブラウザの制限の元でしか開発、運用できないシステムだけを見て「あれは使えない」とか言い切ってしまうのではないかと。
(Adobeのニュースメールより)
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この辺、FlexやAIRを使うという話は、確か2006年だか2007年だかのデブサミ(Developers Summit)でセッションがあり、結構盛り上がっていたのを目の当たりにしています。もちろんこれがベストソリューションかどうかは対象業務など様々な要因を加味して考える必要があるので、一概に言えるものではありません。
ですが、周囲を見ているとこのあたりの比較的新しい(といってももう登場して数年経とうとしている)ものは、十分な調査すら行わずに総じて「使えないものであり、悪である」とみなすという風潮があり、会社自体がこういう考えで動いているとするならば、結構危険かなぁと思ってます。もちろん今の業務はそんな新技術無しにうまく回っているわけで、今すぐ必要かどうかというと不要なんですが、いざ必要となったときに、新しい物をすぐに取り入れられるかどうかというと、そうもいかないんですよね。そもそも、新しい事業分野を開拓せよなんて考えが出始めている時点で、今のままでダメだという認識は何かしらの形で感じ始めているのでしょうから、そこで「今までうまく回っていた」なんて考えの下で新規開拓を利用としたら大失敗するのは目に見えているのですが...。
某上司などは「必要になったときにやればいいんだ」とか言う訳ですが、それは十分な柔軟性と技術的下地を持った技術者集団が言う台詞。技術は外に任せきって、十分な品質管理すら出来ていない組織が言うと、滑稽にしか聞こえないんですけど...。ね。
Adobe Flex 3 & AIRではじめるアプリケーション開発
- 作者: 公門和也,大谷晋平,堀越悠久史
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
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