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日常茶飯事とお仕事と

ネガについた傷

デジタルじゃないカメラで撮影した写真は、写真屋さんで現像して、同時プリントしたものとネガをもらうというのがよくある使い方ですよね。この、現像した「ネガ」、意外に傷だらけなんですよ。

普通の人は同時プリントした写真で満足し、ネガ自体はあんまり重視していないのではないでしょうか?ですが、パソコンにネガのデータを写真として取り込む「フィルムスキャナ」という装置で処理する場合、ネガは貴重な情報源。撮影した写真の唯一の元ネタです。これが、結構写真屋さんから戻った時点で傷だらけになっているのに気づきました。



上記の写真は、1997年の厚木飛行場で開催されたWINGS97の様子。米軍のEA-6Bという電子戦闘機なんですが、写真右の帽子をかぶった男性から上、羽根にむかっての所に大きな擦り傷が。判りづらいので、シャープ処理を何度かかけて線を強調してみたものがこちら。



何本か縦線が走っているのが判ると思います。

ネガは普通、半透明の、「〜枚」とか焼き増し用記入欄が付いた薄いネガスリーブにいれて返してもらいます。これから取り出す時の傷かとも思ったのですが、そうであれば横方向についているはず。これは完全に縦に付いた傷で、それも何本も角度を変えて付いています。ということは、現像して戻ってくるまでの間に付けられた傷ですよね。

貴重な記録や、価値のある作品としての写真なんて撮っていないので、まぁ私はいいのですが、そういう目的の場合、こんな傷を付けられたらたまったものではありません。これはやはり「信頼できる品質重視の写真屋」と、「安く現像できる店」の違いなんでしょうか?