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日常茶飯事とお仕事と

フォワードリカバリ

某業務指示。相変わらずでございます。

・障害発生時はフォワード・リカバリとする。
・フォールバックは実施しない。

この文脈で、フォワードリカバリなる言葉、判りません。指示内容とその場の雰囲気、ちらっと聞いてみた真意から、どうやら「中止や作業を巻き戻す(ロールバックやフォールバックする)ことなく、突き進むのみである(フォワードリカバリで行く!)!」ということを言いたいようなんですが...。おそらく勘違い源は

ロールフォワードリカバリ
Oracleなどで障害が発生した際に、事前に取ってあったバックアップ地点までデータを戻し(この時点でロールバック)、さらにそこにトランザクションログ?の内容を使って一連の作業を再実行して状況を再構成する。

かな??これの「フォワード」だけを読んで「前に進む」と解釈したのね。んでもって「フォールバック」ですが..おそらくこれも

フォールバック
障害が発生した際に、代替手段をもって目的の作業を続行させる。その際、処理速度などが犠牲になることもある(速度が遅くても、サービスや運用を止めずに続行させる処置を施す)。縮退運転。

この単語と「ロールバック(作業を元に戻し、なかったことにする)」の「意味」がごちゃごちゃになってるようですね。こういう言葉の誤用、自社の人間は意味がわかればその通りに動きますが、何がまずいって社外のメンバー、協力会社の人たちなどはおそらくだいたい事情を察した上で半笑いで作業しているはず。こういうところから会社の評価が下がっていき、結局「いい人が来てくれない」とか「そういうのを気にしない人だけが来る」といったところに行き着いちゃうのですが……まぁ知らんけど。


よくよく自分の過去の文章を見直してみると、昨年2008年4月に

www.backyrd.net

のようなことを書いていました。どうやら毎年春になるとフォワードリカバリ祭りが起きるようです。