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日常茶飯事とお仕事と

Kスクウェア

転職活動の過程で、ある会社が挙がっていた。RealComという会社。ここは、ナレッジマネージメント関係のシステムを開発販売しており、その公開バージョンとして「Kスクェア」という知識蓄積型のサイトを運営していた。
結局、知識、経験的な問題からこの会社には入ることは無かったのだが、このKスクウェアだけは細々と参加し、回答に対する謝礼として3000円を受け取るくらいのことはやっていた。が、この春、閉鎖するとの通知が会員に回ってくる。たしかに、私のはてなアンテナにも書いているOKWebなど、後発のサイトに完全に顧客を奪われているような感はあったから、それは仕方なかったのだろう。
その後、運営はアトラスという会社に移り、サービスは再開されたのだが...今日、大阪から自宅に戻って溜まったメールを処理していたところ、アトラスもKスクウェアの運営を放棄、というか、閉鎖するという通知が来ていた。RealCom運営のときは、その時点で溜まっていたポイントは、換金条件である3000ポイントを下回っていても、図書券で支払うというオプションが用意されていた。が、今回はそういうものもなし。完全に立ち消えという形での閉鎖のようだ。
なんだかさびしいが、仕方が無い。ナレッジ蓄積型のサイトの場合、集客数がすべて。蓄積されたQ&A形式の情報が多いか少ないかが、さらに集客できるかどうかの分かれ目になる。その勝負に敗れたということで、仕方ないのだろう。ただ、RealComにしても、公開サンプルのような形のKスクェアを閉鎖しただけで、製品としての同型のナレッジマネージメントシステムは販売しているようだ。
難しいな、と痛感させられる。アイデアがあっても、同じアイデアなんていくらでも考えつくされており、さらに後発で改良型のものがどんどんでてくる。それを蹴散らしながらトップを走るというのがいかに難しいか。自分にはできないな。