築6ヵ月のマンションの、売主による「6ヵ月点検」に関する臨時総会があった。当初、6ヵ月点検というくらいだから、6ヵ月間の時間経過による初期不良などを、メーカーや施工会社によって自主的に点検し、ついでに各戸固有の問題点についてのインタビューと修復を行うのかと思っていた。しかしどうやら違うらしい。5月下旬に各戸に不具合点のチェックリスト（例の図面つきA41枚）が配られ、そこに書いた内容について修復するかどうかを個別にやり取りするというもののようだ。ということは、「何もありません」となったら何も無い。それは点検ではないではないか。
それぞれの部屋からでた問題点を一覧にしたものが配られたが、かなりひどいというのが正直な感想。全般的に「壁紙に関する不具合」「床の鳴りに関する不具合」が多く見られ、次に「トイレ排水による騒音」の問題が挙げられていた。なんと、上階で用を足している音が聞こえるというのだ。聞こえるほうも嫌だが、聞かれるほうも嫌だ。
結局、それらの不具合については、「意見交換をする」という時間がとられたが、原則として個別対応とし、こじれそうなら理事会に投げるということで終った。どうも何を話したいのかはっきりしない。
そのほか、前回の設立総会からの議題などについても経過と進捗報告があったが、最後は、ある理事からの「管理会社の対応が遅い、担当者を変えて欲しい」というような話で、司会側が互いに喧嘩を始めたような形になってしまった。変えて欲しいといわれた担当者はうつむいてしょげてしまう始末。確かに、前回の総会議事録はいまだに配布されない状態だし、進捗についても思わしくないという印象はある。だが、その理事が単独で物事をこじれさせているという印象が強く、会場内では苦笑ももれていた。まずは理事会の中で意識あわせをしっかりと行い、決定した事項のみを総会で出そうという会社側に対し、その理事が独走で話を出してしまうのがこじれる一因になっている。正直、そういうのは勘弁してほしい。
というわけで、結構簡単に終るかと思っていた総会は午前10時から午後1時半まで3時間半にわたった。朝食抜きで参加した私は、かなり衰弱しきってしまった（笑
