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日常茶飯事とお仕事と

保険の見直し(2)

先日の下記エントリーの続き。

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転職で残業時間がかなり減りそうで、生活はまともになりますが収入は減りそうなため、節約の1つとして生命保険の見直しをかけることにしました。最近の新商品への乗り換えや、既存契約の解約も視野に入れると素人では情報収集にも限度があるので、まずは、お世話になっている保険代理店に相談してきました。その結果、以下のように契約を見直すことにしました。

  • 夫婦とも終身保険の死亡保険金を500万→300万に減らす
  • 子供の大学卒業までの学費を想定した逓減定期特約*1を解約する。
  • 妻死亡時の収入保障特約(月額5万円)も解約する。

これでソニー生命に支払っている年間の保険料を、夫婦で約65,000円削減し、解約返戻金40万円を受け取ることができます。

現在の保険(ソニー生命の変額終身保険

ちなみに、現在支払っている保険料は以下のようになっています。ちなみに終身保険ソニー生命の変額保険*2で、主契約は死亡保障500万円の終身保険です。

別途、自分が死んだときの収入保障保険(月額15万が妻60歳まで支給される)は入っているので、死んだとしてもとりあえず残された遺族が生活する費用のサポートはできる想定です。なので、終身保険も不要か、といったダイナミックな見直しも視野に入れて、現実性や契約変更による効果を確認すべく、いろんな保険を扱っている、いつもの保険代理店に相談してきました。


プロのアドバイス

収入が厳しいこと、終身保険をなくすこと自体も考えていることを伝えたところ、保険代理店の担当さんから以下のようなアドバイスがありました。

  • 終身保険をやめて、子供などへ貯金をして現金を残すのであれば、特約を除いた約67,000円を「生命保険のついた貯金」と思ってはどうか?
  • 今の年齢で同等の500万円の終身保険に入った場合、保険の改定等で割合も悪くなっている今、年齢も上がっているため安い保険でも年間17万円ほどの保険料になる。7万円弱でこの保障の保険を解約するのはもったいない。

というのも、その生命保険の解約返戻金は、現時点で夫である私の方は約60万円。10年間でトータル約67万円払って60万円戻ってくるというわけです。ちなみに変額保険の運用は可も無く不可も無くという状況でこれです。10年で7万円払って500万円の生命保険に入っていると思えば確かに貯金に保険がついたようなもの。そう思えば確かに悪い商品ではありません。支払いが満了する年にまだ健在であれば、この保険を解約して返戻金+別途貯金を加えて子供に残せば、貯金をして残すのと結果的にはほぼ同等になる上、それまでの間の保険も有効になるというわけです。

このアドバイスで、まず「終身保険を全部なくす」という選択はしないことにしました。

でも少しでも支払いを減らしたい…

しかし、必要なら終身保険を解約してでも、年間の保険料を削減したいという意思を持って相談に挑んだわけで、このまま「特約だけ外す」といった選択を行った場合、年間の支払額が2万円ほど減るだけにとどまってしまいます。これでは家計に対する影響はほとんどありません。そこで、もうすこし支払いを減らせないかと考え、「終身保険の保険金を300万円に削減する」という場合の見積もりを依頼しました。結果は以下のようになります。

  • 夫の終身保険… 39,425円削減/年(終身保険の削減額、26,456円。特約解約による削減額、12,969円)+ 解約返戻金 239,104円。
  • 妻の終身保険… 24,783円削減/年(終身保険の削減額、17,708円。特約解約による削減額、7,075円)+ 解約返戻金 160,975円。

なんと、年間で64,208円の支払い削減に加え、終身保険の解約返戻金が400,079円も戻ります。この解約返戻金は、ほぼ下の子供の幼稚園代1年分に相当します。これですね。この作戦で行きましょう。保険金は減りますが、当面の現金不足をカバーしつつ、保障も残すというこの選択が一番家計にも優しく、せっかくの安い保険をなくすことも無いといういいとこ取りの選択だとおもいます。

手続きは、年明けが年払いの契約更新なので年末に行うことにしました。


ほかの保険は?

ちなみに、現在夫婦ともがん保険に加入しています。医療保険は少し前に解約しました。医療費自体が毎年馬鹿にならない割に、医療保険を使うような場面は全くないことが理由です。唯一、妻の医療保険は下の子の出産時に異常分娩扱いの「吸引分娩」があったので請求しましたが…。それだけでした。

また、子供の学費を想定して、低解約返戻金タイプの積み立て生命保険に加入しています。三井住友海上あいおい生命の保険ですが、子供が高校を卒業する頃に支払い完了&解約することを想定し、毎月24,000円ほどを支払うというものです。途中で解約すると解約返戻金は最大でも支払額の7割程度と少ないのですが、支払い満了後は支払額よりも多い返戻金が戻るというものです(最低でも5%。あとは寝かせれば寝かすほど増えていく)。

がん保険とこの低解約返戻金タイプの積み立て生命保険は手をつけずに残すつもりです。

皆さんも、ほったらかしになっている生命保険や払いすぎている保険があれば、見直してみては??

*1:逓減定期特約:死亡保障額が、最初の年は2,000万、次の年は1,900万とすこしずつ減っていく保険。終了時期を子供の大学卒業とかに設定しておけば、死亡後の学費がその時点で必要な分だけ出るという使い方で加入しました。

*2:変額保険:保険料を投資信託のような投資商品に割り振り、自分で割り振り先や配分を変更することで運用、うまくいけば保険金や解約返戻金が増える保険です。